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書式設定のスピードの向上
Arbortext Editor では、印刷する文書をプレビューまたはパブリッシングする際に、文書が書式設定されます。Arbortext Editor ウィンドウの下部にあるステータスバーを見て、この書式化を監視することができます。多くの文書は 2 つのパスで完全に書式化されます。最初のパスで生成テキストが作成され、2 つ目のパスで、それらが文書内に配置されます。ただし、複雑な文書では、これ以外の書式設定が必要になることがあります。
文書にページ番号またはその他の索引や目次のロケータが含まれている場合は、パスの削減を有効にして、書式化に要する時間を半分に短縮します。この場合、書式パスを別に作成して、ページ番号を正確に配置するのではなく、最初の書式パス時に、ページ番号を所定のスペースへ直接挿入することによって、2 つの書式パスを 1 つに削減します。パスの削減はデフォルトで有効になっています。
パスの削減設定を無効にするには、「すべてのパス」または「強制、すべてのパス」を選択します。いずれの場合も、Arbortext Editor は、すべてのページエレメントを正確に配置するのに必要な数だけ書式化パスを実行します。APTNOOVERLAYPAGENUMBERS 環境変数を使用して、パスの削除を無効にすることもできます。
パスの削減操作の結果は、ステータスバーに表示されます。文書が完全に書式化された場合は、何も表示されません。それ以外の場合は、ステータスバーに「要再書式設定」というメッセージが表示されます。
このメッセージは以下のいずれかの理由により生成されます。
ページ番号が、それに確保されたスペースに対して大きすぎる (たとえば、2 桁のページ番号に、ページ番号 100 を入れようとするなど)
番号内に空の白いスペースがある (たとえば、3 桁確保されたスペースに、ページ番号 99 を入れるなど)
上記の 1 番目の場合は、必ず「要再書式設定」と表示されます。overlayunderflowtolerance アドバンス環境設定を指定することで、このようなメッセージが生成される条件を 2 つ目の条件として選択できます。指定できる値は次のとおりです。
0 - Arbortext Editor は、ページ番号サイズが、文書内の各ページ番号の確定したサイズに正しく対応しないことを示します。この設定は、最大の書式化の正確さを保証します。
1 - Arbortext Editor ページ番号のサイズが、所定のスペースより 2 文字以上小さい場合にメッセージが表示されます。これがデフォルト値です。
2 - Arbortext Editor ページ番号のサイズが、所定のスペースより 3 文字以上小さい場合にメッセージが表示されます。
3 - Arbortext Editor ページ番号のサイズが、所定のスペースより 4 文字以上小さい場合にメッセージが表示されます。
4 - Arbortext Editor ページ番号のサイズが、所定のスペースより 5 文字以上小さい場合にメッセージが表示されます。
文書の再書式化は、未解決のページ番号スペースの不整合を解決しますが、時間の短縮が除外されます。