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カスタマイズの移行
環境変数または独自のスクリプトやアプリケーションを使用して、現在の Arbortext Editor 環境をカスタマイズしている場合は、それらのカスタマイズ設定を最新バージョンの Arbortext Editor へ移行する必要があります。まず、現在のユーザー環境を反映したテストシステムに Arbortext Editor をインストールしてください。すでにカスタマイズされていないこと、またはカスタマイズ設定が無効になっていることを確認してください。
Arbortext Publishing Engine からアップグレードする場合は、PE ホーム\custom サブディレクトリにカスタムファイルを配置している可能性があります。アンインストール機能を実行しても、custom ディレクトリ内のカスタムファイルはそのままです。ファイルが custom ディレクトリにある場合は、以前のインストールパスを再使用できます。アップグレードによって上書きされるのは、名前とパスが同じである既存のファイルだけです。インストールツリーのほかの場所にカスタムファイルを配置した場合は、アップグレード時にそれらが上書きされません。クリーンインストールを希望する場合は、ディレクトリ全体とそのコンテンツをバックアップ場所にコピーしてください。アップグレードが完了した後、アップグレードした環境の custom ディレクトリにカスタムファイルを移行します。
テストシステムで以下の手順を実行し、すべてのカスタマイズが除去されている、または無効になっていることを確認します。
1. Arbortext Editor に関連する環境変数がないかどうかを確認します。
一般的には、Arbortext Editor 環境に設定したすべての環境変数をチェックし、それらの環境変数がすべて関連するもので、最新のものであるかを確認します。たとえば、APTCUSTOM が、インストールにアップグレードするために変更されたパスリストに設定されている可能性があります。
2. すべての Arbortext Editor 環境変数の現在の設定を記録し、新バージョンをインストールした後にこれらを適切にリセットできるようにします。
3. すべての Arbortext Editor 環境変数を削除します。
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PTC_D_LICENSE_FILE 環境変数を設定したら、削除しないでください。これにより、ライセンスにアクセスできるようになります。ただし、ライセンス自体をアップグレードする必要があります。アップグレードされたライセンスファイルまたはライセンスサーバーの場所が変更されていないことについて、確認が必要になる可能性があります。
4. 現在のバージョンのカスタマイズの一部であるすべてのスクリプト、アプリケーション、またはファイルを無効にします。
これで、インストールとライセンスの章の手順に従い、Arbortext Editor をテストシステムにインストールすることができます。
最新バージョンを正しくインストールしたら、「インストール後のアップグレードタスク」の章の説明に従って、インストール後のアップグレード作業を行う必要があります。