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フックのデータ交換
Windchill Workgroup Manager は、外部プログラムと通信するために、外部プログラムへの入力として使用されるファイルの場所を示す専用の環境変数を使用してデータを渡します。次にその入力データが修正されて、出力ファイルとして Windchill Workgroup Manager に戻されます。これらのファイルを指定するために使用される環境変数は、HOOK_INPUTHOOK_OUTPUT です。
その他の情報を渡す場合は、これら以外の環境変数が使用されます。以下の表に、このような環境変数をすべてリストします。
変数名
説明
DESIGN_DIR
設計データのディレクトリを表します。通常は、ワークスペースのローカルディレクトリ内です。
DESIGN_ITEM
操作のために選択された設計アイテムを表します。
NEUTRAL_FORMAT_FILE
以下の場合、設計アイテムに関する中間フォーマットファイルを指します。
操作中に選択された場合 (中間フォーマットファイルに依存する ECAD ツールに限る)
その中間フォーマットファイルが以前に Windchill Workgroup Manager によって作成された場合
これら以外の場合、値は NULL です。
DESIGN_NAME
EPM ドキュメント名を表します。
BUILT_IN_EXECUTION
Windchill Workgroup Manager のデフォルト操作が、この操作中に実行されるかどうかを示します。この変数には、以下の 2 とおりの値を使用することが可能です。
BuiltInExecutionResult:False は、デフォルト操作がスキップされたことを示します。
BuiltInExecutionResult:True は、デフォルト操作が実行されたことを示します。
HOOK_INPUT
追加の入力データを外部プログラムへ渡すために使用できるファイルを指します。
HOOK_OUTPUT
出力データを Windchill Workgroup Manager へ戻すために、外部プログラムが使用できるファイルを指します。
前述の環境変数のほかに、Windchill Workgroup Manager は外部プログラムの戻り値も認識します。戻り値 0 は、外部プログラムの実行が正常に終了したことを表します。その他の戻り値は、エラー状態を表し、処理は中止されます。