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DDPostPublishDelegate
DDPostPublishDelegate は、ダイナミックドキュメントを作成することで EPMPostPublishDelegate を拡張します。ダイナミックドキュメントのコンテンツ (通常は PDF ファイル) は製品表現から受け取ります。DDPostPublishDelegate では、アプリケーション (Creo Parametric など) からのデータを Arbortext ダイナミックドキュメント構造に挿入して、軽量データを Arbortext Editor で表示することができます。
さらに、Arbortext Editor では任意のマークアップおよびアノテーションを使用することができます。またそれらをパブリッシングして、実モデルの CAD データに関連する技術文書において厳密に制御可能な軽量の図を提供することもできます。DefaultPostPublishDelegate と同様に、PublishedContentLink は、Arbortext Editor で使用するためにデータオブジェクトと軽量データオブジェクト間に保持されます。
次の表は、DDPostPublishDelegate の有効な <post-publish> パラメータ名、および各パラメータの使用法を示しています。
必須パラメータ
DDPostPublishDelegate クラスでは次のパラメータが必須です。
パラメータ名
定義
delegate
com.ptc.wvs.server.publish.DDPostPublishDelegate でなければなりません。
name
PostPublishDelegate が作成/作業版数を適用するオブジェクトの名前。代理が作業版数を適用する正しいオブジェクトを検出できるように、同じタイプのすべてのオブジェクト間で一意である必要があります。
cad-authoring-application
作成するダイナミックドキュメントに関連付けるオーサリングアプリケーション。
オプションのパラメータ
DDPostPublishDelegate クラスでは次のパラメータはオプションです。
パラメータ名
定義
number
PostPublishDelegate が作成/作業版数を適用するオブジェクトの番号。指定する場合は、このタイプのすべての Windchill オブジェクト間で一意である必要があります。指定しない場合は、自動的に生成されます。
type
PostPublishDelegate が作成するオブジェクトのタイプ。指定する場合は、論理識別子によって指定することができ、wt.doc.WTDocument のソフトタイプである必要があります。指定しない場合、DDPostPublishDelegate が wt.epm.DynamicDocument を作成します。
title
ダイナミックドキュメントのタイトル。
description
ダイナミックドキュメントの説明。
container-oid
ダイナミックドキュメントの初期作成に使用する、コンテナのオブジェクト識別子を表す文字列。この値を指定しない場合は、container-name がチェックされます。両方とも指定しない場合は、パブリッシングするダイナミックドキュメントと同じコンテキストにダイナミックドキュメントが配置されます。
container-name
ダイナミックドキュメントの初期作成に使用する、コンテナのパス (この後の例を参照) またはコンテナの名前 (文字列値)。指定した名前のコンテナが存在しない場合、または指定した名前のコンテナが複数存在する場合は、パブリッシング後の処理が中止され、エラーメッセージが表示されます。container-name は、container-oid を設定しない場合のみチェックされます。この値と container-oid を両方とも指定しない場合、パブリッシングするドキュメントと同じコンテキストにダイナミックドキュメントが配置されます。
例: /wt.inf.container.OrgContainer=PTC/wt.projmgmt.adminProject2=TestProj
folder
ダイナミックドキュメントを初期作成するフォルダパス。
Windchill 10.2 M020 以降では、フォルダが指定されていない場合、製品表現のフォルダパスが使用されます。指定したコンテキストにフォルダが存在しない場合は、パスに不足しているフォルダが作成されます。例:
ルートフォルダを指定する場合: //default/Default
* 
default を使用したルートフォルダの指定では、大文字と小文字は区別されません。ルートフォルダのすべてのサブフォルダでは、大文字と小文字が区別されます。
ルートフォルダ以下の第 1 レベルのフォルダを指定する場合: /MyFolder/Default/MyFolder/default/MyFolder
複数のレベルのフォルダを指定する場合 (フォルダ名を "/" で区切ります): /first/second/first/scond/third/Default/first/second/Default/first/second/third
* 
サブフォルダでは大文字と小文字が区別されるため、/Default/first/second/Default/First/second は別のフォルダを表しています。
content-description
ダイナミックドキュメントのコンテンツの説明。
lifecycle-template
ダイナミックドキュメントに関連付けるライフサイクルテンプレート。
lifecycle-state
ダイナミックドキュメントに関連付けるライフサイクル状態。
published-content-link
「パブリッシングされたコンテンツ」リンクの作成インジケータは、値 false に設定されていないかぎり、パブリッシングされたコンテンツリンクを作成します。