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ダイナミックビジュアリゼーションのパフォーマンスに関する注意事項
ダイナミックビジュアリゼーションの製品表現の最適化
更新またはアップグレードされたデータをダイナミック構造に読み込む際に wvs.properties ファイル内の WVS プロパティ edrload.dynamiccadstructure.donotreadpvs を使用してパフォーマンスを向上させるためには、製品表現更新ユーティリティを使用して、レガシー製品表現内のジオメトリのファイル名を指定します (単一レベル部品が含まれている場合)。これにより、部品を再パブリッシングすることなく、データベース内のその製品表現の OLFILENAME の値が更新されます。
Windchill コマンドシェルから以下のコマンドを使用して、サイト管理者レベルでこのユーティリティを実行します。
windchill com.ptc.wvs.server.util.olfilename.RepOlFileNameUpdateUtility
製品表現更新ユーティリティには次のオプションがあります。
-container - 製品表現の収集元となる 1 つ以上のコンテナを選択します。コンテナとして、ライブラリ、プロジェクト、または組織を ID、パス、またはサイトパラメータの形式で指定できます。コンテナを選択しなかった場合、プロセスの実行に時間がかかることがあります。
-history - オブジェクトの履歴のうちどれだけの量を処理するかを選択します。コンテナごとまたは照会全体の履歴を指定します。
1All iterations - すべての作業版数を処理します。
2Latest only iterations - 最新の作業版数のみを処理します (デフォルト設定)。
3Latest iteration for each revision - 各リビジョンの最新の作業版数を処理します
すべての入力製品表現がバッチサイズに従って複数のバッチに分けてレンダーされます。値 NULL olFileName を持つ製品表現が処理されます。値 NULL olFileName を持たない (新規またはすでに再パブリッシングされた) 製品表現は処理されません。
製品表現更新ユーティリティのコマンドリスト:
パラメータおよび使用可能な値の詳細については、help コマンドを使用してください。
windchill com.ptc.wvs.server.util.olfilename.RepOlFileNameUpdateUtility -h | -help
1 つのコンテナを指定したコマンド。以下の 2 つの例を参照してください。
windchill com.ptc.wvs.server.util.olfilename.RepOlFileNameUpdateUtility
containerOID <container_oid>
または
windchill com.ptc.wvs.server.util.olfilename.RepOlFileNameUpdateUtility
CONT_PATH <container_path>
複数のコンテナを指定したコマンド。以下の 2 つの例を参照してください。
windchill com.ptc.wvs.server.util.olfilename.RepOlFileNameUpdateUtility
containerOID <container_oid1> -containerOID <container_oid2>
または
windchill com.ptc.wvs.server.util.olfilename.RepOlFileNameUpdateUtility
CONT_PATH <container_path1> -CONT_PATH <container_path2>
サイトを指定したコマンド
windchill com.ptc.wvs.server.util.olfilename.RepOlFileNameUpdateUtility -site
例: サンプルコマンド:
windchill com.ptc.wvs.server.util.olfilename.RepOlFileNameUpdateUtility
-u <usename> -p <password> -containerOID OR:wt.pdmlink.PDMLinkProduct:78523
-iterations 1 -batchsize 10 -threadcount 5 -threadtimeout 10
-threadtimeoutunit MINUTES -timebox 6 -timeboxunit HOURS -quiet
製品表現更新ユーティリティプログラムが完了した後、以下の出力アイテムがシェルターミナルに出力されます。
出力
説明
Processing of updating representations completed.
Total execution time to perform processing : 0.767 second(s)
フェッチされた製品表現を処理するすべてのスレッドの総時間
Number of representations successfully updated : 10
正常に更新された、つまり olFileName の値が "MULTI"、"NONE"、または "any value" (NULL 以外) に設定されている製品表現の数。
Number of representations processed : 306
指定されている基準に従ってフェッチされた製品表現の総数。
Number of representations failed to update : 0
更新プロセスが失敗した製品表現の数。
Number of representations skipped to update : 296
次の理由で更新プロセスから除外された製品表現の数。
製品表現が新規であるかすでに再パブリッシングされているので、olFileName の値が NULL でない。
olFileName の値は NULL であるが、処理の後で新しい値が再び NULL になったので、値の変更がない。
Number of failed threads : 0
Number of timed out threads : 0
* 
製品表現更新ユーティリティは Windchill リリース 11.1 M020 に付属しています。CPS リクエストを開いて Windchill 11.1 M010 にバックポートできます。