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PSE 構造照会のカスタマイズ
目的
WTPart のサブタイプを含めるように PSE の「新規照会」ダイアログボックスをカスタマイズし、サブタイプの再利用可能な属性を参照する照会を作成できるようにする必要があります。
バックグラウンド
ユーザーは、「ビュー」> 「照会」> 「新規照会」の順に選択して表示されるダイアログボックスを使用すると、指定した基準と一致するオブジェクトを構造内で見つける照会を作成できます。デフォルトの設定では、WTPart の特定の属性を照会できます。
顧客は、独自の属性を使用して WTPart の独自のサブタイプを作成します。これらのソフトタイプを照会で使用できるようにするには、PSE XML ファイルをカスタマイズする必要があります。
範囲/適用可能性/前提条件
これらの変更は PSE XML ファイルに加えられているので、PSE のすべてのユーザーに適用されます。
予測される結果
ソフト WTPart である "myPart" をサーチ可能なタイプに含め、属性 "myCost" と "myDescription" を照会できるようにすることができます。「最終品目」、「ジェネリック」、および「参照指定子」は、このタイプに関連していないので、「プロパティ」ドロップダウンメニューから除去されます。
ソリューション
適切なエレメントグループを次のファイルに追加します。
<Windchill>/codebase/config/logicrepository/xml/explorer/structure
explorer/ExplorerSearchableTypes.xml
このエレメントグループによって、id="ptc.wnc.exp.QuerySearchableAttrs" を持つ AttributeGroup の CellDefinition (追加と除去の両方) が "myPart" タイプに関して定義されます。
前提となる知識
この目的を達成するには、次のことを理解している必要があります。
XML ファイルのカスタマイズの管理
ソリューションエレメント
エレメント
タイプ
説明
ExplorerSearcha bleTypes.xml
XML ファイル
「新規照会」ダイアログボックスで公開されるタイプと属性の定義が含まれています。
場所:
<Windchill>/codebase/config/logicrepositor
y/xml/structureexplore
LogicContext
XML エレメント
定義の適用対象とするアプリケーションとデータ型を指定します。
AttributeGroup
XML エレメント
PSE では、ID が ptc.wnc.exp.QuerySearchableAttres のすべての属性グループが特定されます。また、タイプ継承を使用して、表示されるすべてのプロパティ (CellDefinitions) が検索されます。
CellDefinition
XML エレメント
表示されるプロパティの ID です。
Placement remove="true"
XML エレメント
Remove=true は、継承が原因でプロパティが表示されるのを防ぐために使用されます。
手順
ExplorerSearchableTypes.xml ファイルの最後の行 </LogicRepository> の前に次の行を挿入します。
<!-- New Query definition for subtype myPart -->
<ExplorerElementGroup>
<LogicContext application="ptc.wnc.StructureExplorer"
dataType="com.aprilia.www.myPart"/>
<AttributeGroup id="ptc.wnc.exp.QuerySearchableAttrs" displayMode="view">
<!-- Remove the following that would otherwise be inherited from WTPart
Definition -->
<CellDefinition id="endItem">
<Placement remove="true"/>
</CellDefinition>
<CellDefinition id="genericType”>
<Placement remove="true"/>
</CellDefinition>
<CellDefinition id="referenceDesignator">
<Placement remove="true"/>
</CellDefinition>
<!-- Add the specific attributes of myPart -->
<CellDefinition id="myCost">
<AttributeDefinition attributeId="com.aprilia.www.myCost"/>
</CellDefinition>
<CellDefinition id="myDescription">
<AttributeDefinition attributeId="com.aprilia.www.myDescription"/>
</CellDefinition>
</AttributeGroup>
</ExplorerElementGroup>
メソッドサーバーが再起動されると、「期待される結果」セクションに示すように、"myPart" が「タイプ」ドロップダウンメニューに表示され、「プロパティ」ドロップダウンメニューから「最終品目」、「ジェネリック」、および「参照指定子」の各エントリが除去され、"myCost" と "myDescription" が追加されます。
または、XML のカスタマイズを通じて PSE UI のほかの側面に変更を加える場合は、すべての "myPart" カスタマイズを格納する XML ファイルにこれらの行を追加することもできます。
カスタマイズポイント
ExplorerSearchableTypes.xml から WTPart 定義を除去することは有効なので、「タイプ」ドロップダウンメニューに「部品」は表示されません。ただし、プロパティの定義はサブタイプ定義によって継承されないので、追加する必要があります。