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JavaScript のログ作成
Windchill には現在、log4javascript と呼ばれる JavaScript ログ作成パッケージが付属しています。これは log4javascript によるサードパーティ js ライブラリです。
ログ作成ステートメントの記述
このパッケージは log4j と同様に動作し機能するように作られていますが、動作方法にいくつか選択肢があります。Windchill には、パッケージ名が PTC で始まるナビゲーションその他のコンポーネント用のロガーが用意されています。このパッケージ命名規則は、ほかの開発者も従うべき優れた慣行です。
詳しいマニュアルについては、http://log4javascript.org/docs/index.html を参照してください。
ここでは一般的な開発者が利用する単純な例を示します。
var mylogger = log4javascript.getLogger("PTC.mypackage");
mylogger.trace("...");
mylogger.debug(...);
myLogger.time("timername");
myLogger.timeEnd("timername");
デフォルトで、PTC のトップレベルロガーによって記録されるメッセージログは、ブラウザコンソールに送られるか (Firefox)、ポップアップブラウザウィンドウに表示されます (IE の PopUpAppender)。また、メッセージログは Log4JavascriptController のロガーによってサーバーの log4j ファイルに記録されます (\codebase\WEB-INF\log4jMethodServer.properties のプロパティ log4j.logger.com.ptc.jca.mvc.controllers.Log4JavascriptController=INFO を使います)。
ログ作成の有効化
ログ作成は、次のいずれかの方法を使って有効にできます。
jsLog URL パラメータを追加する
グローバルログを有効にするには、ブラウザのアドレスフィールドで次のように Windchill URL の末尾に jsLog=true を追加します。
http://ah-lisa.ptcnet.ptc.com:1600/Windchill/app/#ptc1/comp/home.overview?
oid=OR%3Awt.org. WTUser%3A21639&u8=1&jsLog=true
これは、PTC ロガーで TRACE レベルのログ作成を有効にすることと同じです。
プログラム的に (JavaScript コードまたはコンソールで)
プログラム的にログ作成を有効にするには、次の行を追加します。
var mylogger = log4javascript.getLogger("PTC.mypackage");
mylogger.setLevel(log4javascript.Level.TRACE);
UI の使用
URL アドレスフィールドに「javascript:PTC.log.startLogger()」と入力して、ログ作成を有効にする UI を起動します。「OK」をクリックすると、すべてのログが有効になります。ログ名を入力すると、特定のログだけを有効にできます。
「ツール」ページから
jsLog を有効にするには、「カスタマイズ」 > 「ツール」 > 「jsLog」の順に選択します。
詳細については、PTC.log オブジェクト JavaScript の Javadoc を参照してください。
Log4j
Log4j ロガーは UI から有効にでき、「ツール」ページからアクセスできます。この機能を利用できるのはサイト管理者だけです。このツールのほかにも多くのサイトツールが「サイト」 > 「ユーティリティ」 > 「サーバーステータス」 > 「監視ツール」にあります。