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クライアント JAR ファイルの管理
クライアントには、<Windchill>/codebase の Windchill サーバーにあるものと同じバージョンのクライアント JAR ファイルが必要です。表示テキストとプロパティのカスタマイズには、クライアントにダウンロードした JAR ファイルを更新する必要がある場合もあります。
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クライアント JAR ファイルを更新すると、以前にダウンロードされた JAR ファイルが古くなっていることがアプリケーションによって検知されるので、クライアントは Windchill サーバーからそれらをダウンロードします。
クライアント JAR ファイルがファイルの再構築によって更新される必要がある、2 つの場合があります。以下の場合にクライアント JAR ファイルを再構築します。
メンテナンスリリースのインストールとともに更新する場合
クライアント JAR ファイルに影響するカスタマイズを行った場合
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メンテナンスリリースでの更新の場合、「完全」インストールタイプを指定して Windchill Service Pack インストーラを実行すると、必要に応じてすべてのクライアント JAR ファイルが再構築されます。このインストーラの実行後に、新しくカスタマイズする場合や、既存のカスタマイズを再インストールする場合は、クライアント JAR ファイルを手動で再構築する必要があります。
ほとんどのクライアント JAR は、Windchill で提供されている Ant スクリプトの MakeJar.xml を使用して保守されます。MakeJar.xml スクリプトで管理されている JAR ファイルが適切に更新されるようにするには、以下のパスを <Windchill>/codebase/jarContents/Cust.bom に追加します。
変更するファイルのコンパイル済みリソース (*.ser ファイルや *.class ファイル) のパス
カスタマイズしたプロパティファイルのパス
カスタマイズしたすべてのプロパティファイルが Cust.bom に列記されていることを確認するには、site.xconf の targetFile エントリと Cust.bom のファイルとを比較します。targetFile エントリに含まれており、Cust.bom に存在しないすべてのファイルを Cust.bom に追加する必要があります。たとえば、site.xconf ファイルに次のようなエントリがあるとします。
targetFile="codebase/wt/change2/change2.properties"
この場合、codebase/jarContents/Cust.bom に以下のエントリがあることを確認します。
wt/change2/change2.properties
jarContents 仕様および jarManifest 仕様によって管理されるクライアント JAR ファイルを再構築するには、Windchill シェルから以下のコマンドを実行します。
ant -f codebase/MakeJar.xml custUpdate
詳細については、クライアント JAR の再構築を参照してください。