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識別済みビジネスクラス
アイデンティティ属性
アイデンティティ属性は、ユーザーにとって、ほかのオブジェクトと区別するためのオブジェクトの属性です。クラスのデザイナーは、どの属性によってクラスのアイデンティティを構成するかを決定する必要があります。たとえば、SubFolder はその名前と親フォルダで識別されます。WTPart のアイデンティティ属性には番号と名前があります。一意に識別されるクラスの場合、クラスのさまざまなインスタンスを区別するためには、そのクラスの少なくとも 1 つのアイデンティティ属性に一意性制約がなければなりません。
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Java アノテーションの詳細については、ビジネスオブジェクトのモデル化を参照してください。
アイデンティティの修正アクセス許可
オブジェクトが永続化された後で属性のセッターが使用されるのを防ぐために、ビジネスオブジェクト属性は "Changeble" プロパティを "ViaOtherMeans "に設定してモデル化されます。その結果、これらの属性を変更する場合にはサービス (アイデンティティサービスなど) の使用が強制されます。wt.fc.IdentificationObject (ビジネスオブジェクトではない) の属性の "Changeable" プロパティの別の用途は、MODIFY_IDENTITY アクセス許可を所有するユーザーによってのみ編集が可能な属性を示します。
wt.fc.IdentificationObject の属性が、"Changeable" プロパティを "ViaOtherMeans" に設定してモデル化された場合、アイデンティティサービスはアイデンティティのその属性部分を考慮するので、その属性を変更するにはユーザーが MODIFY_IDENTITY アクセス許可を持っていなければなりません。アイデンティティサービスでは、モデルの "MODIFY" プロパティが "Changeable" に設定されていない属性を変更するには、ViaOtherMeans アクセス許可が必要になります。ビジネスオブジェクトで Changeable Via Other Means としてモデル化されていても、IdentificationObject でそのようにモデル化されていない属性は、MODIFY_IDENTITY アクセス許可で保護されません。
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com.ptc.windchill.annotations.metadata.Changeable の Javadoc を参照してください。