基本的な管理機能 > ユーザー参加の管理 > 参加者管理 > 参加者 (ユーザー、グループ、および組織) について > Windchill 参加者の概要 > Windchill ユーザー
  
Windchill ユーザー
Windchill ユーザーオブジェクトは、ユーザーを識別し、ユーザーのグループメンバーシップとポリシー規則を設定するときに使用します。Windchill データベースに格納され、Windchill にアクセスするユーザーの情報を保持します。この情報には、ユーザー名、ユーザー名に関連付けられた UFID、ユーザーの Windchill ドメイン、およびオブジェクトを修復したり無効にしたりするときに設定される管理フラグが含まれています。
Windchill ユーザーオブジェクトは、ユーザーがサーチ結果から初めて選択された場合や、ユーザーが Windchill に初めてログオンした場合に、自動的に作成され Windchill データベースに保存されます。いずれの場合も、ユーザーの対応するディレクトリサービスエントリはすでに存在し、作成されたオブジェクトで参照されます。また、管理者として、「参加者管理」ユーティリティを介してユーザーを作成、更新、および削除することもできます。
Windchill では、ユーザーを認証するときユーザーオブジェクトに依存しません。正確には、Web サーバーによってユーザーが認証され、その認証されたユーザー名が Windchill に渡されます。ユーザーの Web サーバー ID は、ユーザー名が一致するユーザーオブジェクトに直接マッピングされます。
Windchill ユーザーは、通常、ディレクトリサービス組織属性 (デフォルトで "o") により設定された組織に関連付けられます。組織属性が設定されていない場合、ユーザーは組織に所属しないユーザーとなり、製品、ライブラリ、プロジェクト、またはプログラムを作成できません。ただし、電子メールを送信するか、組織の作成時または編集時に「制限付きのディレクトリサーチ」チェックボックスをオンにして、そのユーザーにチームへの参加を要請できます。これらのいずれかの方法でチームへの参加を要請されたユーザーは、製品、ライブラリ、プロジェクト、またはプログラム内でほかのメンバーと同じ操作を実行できます。
* 
サイトのディレクトリサービスエントリで組織属性を使用しない場合は、JNDI アダプタの usersOrganizationName プロパティを指定すると、ユーザーを組織に割り当てることができます。このプロパティの詳細については、追加のエンタープライズディレクトリの設定を参照してください。