基本的な管理機能 > ユーザー参加の管理 > 参加者管理 > 参加者 (ユーザー、グループ、および組織) について > 「参加者管理」ユーティリティの使用 > ユーザーの管理 > ユーザーのパーソナルキャビネット名の指定
  
ユーザーのパーソナルキャビネット名の指定
Windchill では、wt.properties ファイルの wt.folder.personalCabinetNamingAttribute プロパティに基づいて、各ユーザーの最初のパーソナルキャビネット名が特定されます。wt.folder.personalCabinetNamingAttribute プロパティには、属性が以下のデフォルトの順序で含まれています。
name -- ユーザーの名前に使用するキャビネット名
eMail - ユーザーの電子メールアドレスに使用するキャビネット名
fullName -- ユーザーのフルネームに使用するキャビネット名
キャビネット名の場合、Windchill では、リストの最初の属性値を使用して一意の名前を生成します。多くの場合、パーソナルキャビネット名はユーザー名です。その名前を持つパーソナルキャビネットがすでに存在する場合は、ユーザーの電子メールアドレスが使用されます。その電子メールアドレスも別のキャビネット名としてすでに存在する場合は、ユーザーのフルネームが使用されます。フルネームがすでに使用されている場合は、ユーザーのオブジェクト ID (OID) をキャビネット名として使用します。OID は、Windchill 内の各オブジェクトを識別する一意の文字列です。Windchill では、OID がすでに使用されている場合、一意のキャビネット名になるまで、下線と 1 から始まる整数をオブジェクト ID に追加します (<OID>_ 1<OID>_2、など)。
wt.folder.personalCabinetNamingAttribute プロパティの属性のリストを修正し、xconfmanager ユーティリティを使用して、パーソナルキャビネット名の作成時に使用する属性、またはこれらの属性の順序を変更できます。ユーザーディレクトリサービスエントリで使用される属性の値が有効です。たとえば、電子メールアドレスを使用する前にフルネームを使用するには、windchill シェルから以下のように xconfmanager コマンドを指定できます。
xconfmanager -s wt.folder.personalCabinetNamingAttribute=name,fullName,eMail,oid
-t <Windchill>/codebase/wt.properties -p
ここで、<Windchill> は、Windchill ソリューションがインストールされているロケーションです。
ユーザーの電子メールアドレスの代わりに電話番号を使用するには、以下のようなプロパティと値のペアを指定します。
wt.folder.personalCabinetNamingAttribute=name,fullName,
telephoneNumber,oid
Windchill では、wt.folder.personalCabinetNamingAttribute の属性リストが修正され、修正されたリストを使用してパーソナルキャビネット名が検出されない場合、OID が追加されたユーザー名からキャビネット名を派生します (このセクションの前半を参照)。
xconfmanager ユーティリティの使用方法の詳細については、xconfmanager ユーティリティについてを参照してください。