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参照指定子の比較結果の解釈
オカレンスとは、アセンブリ内の部品の親子関係に名前が付いたものです。オカレンスの名前は、参照指定子と呼ばれる親子関係属性に格納されます。詳細については、オカレンス表示を参照してください。
2 つの類似した部品構造のオカレンスと参照指定子は、部品情報ページの「構造」タブの「ツール」操作セット内にある「部品構造と比較」操作を使用して比較することができます。詳細については、部品構造と部品構造の比較を参照してください。
部品構造の比較操作の実行時には、オカレンスの相違が「親子関係属性の差異」アイコン によって識別されます。参照指定子の相違を表示するには、まず、「部品構造と比較」ウィンドウの左または右側にある「参照指定子の差異」列を表示する必要があります。
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「参照指定子の差異」列を含むテーブルビューを作成するには、「テーブルビュー」アイコン をクリックして、「テーブルビューを管理」を選択します。「参照指定子の差異」列を含む新しいテーブルビューを作成します。テーブルビューの作成については、テーブルビューのカスタマイズを参照してください。
参照指定子の差異を「参照指定子の差異」列に表示するには、部品が両方の構造で使用されている必要があります。参照指定子が存在する場合、プラス記号のアイコン は、比較対象の構造には存在しない参照指定子が、構造内に存在することを示します。マイナス記号のアイコン は、比較対象の構造に存在する参照指定子が、構造内に存在しないことを示しています。
たとえば、アセンブリ部品番号 1000 が数量 4 のコンポーネント部品番号 2000 を使用しているとします。アセンブリのバージョン A.1 で、部品番号 2000 の 4 つのオカレンスに参照指定子 C1、C2、C3、C4 が割り当てられています。このアセンブリを改訂して、コンポーネント部品番号 2000 のオカレンスの参照指定子属性を C1、C2、C5、C6 に修正します。つまり、オカレンス C3 と C4 が除去され、C5 と C6 が追加されたということです。
次の図は、2 つのアセンブリバージョンにおける参照指定子の差異を示しています。
アセンブリ部品番号 1000 のバージョン A.1 と B.1 を比較した場合、部品 2000 の「参照指定子の差異」列には、次のように表示されます。
C3、C4 C5、C6
これは、アセンブリ部品 1000 のバージョン A.1 が使用している部品 2000 のオカレンス C3 と C4 が、アセンブリ部品バージョン B.1 には存在していないことを示しています。また、アセンブリ部品バージョン A.1 が使用していない部品 2000 のオカレンス C5 と C6 が、バージョン B.1 に存在していることも示しています。
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リストが長すぎる場合は、「参照指定子の差異」列のエントリ上にマウスポインタを合わせると、参照指定子の差異がすべて表示されます。
「部品構造と比較」ウィンドウの反対側の同じ行で、部品 2000 の「参照指定子の差異」列には、次のように表示されます。
C5、C6 C3、C4
この差異は、アセンブリ 1000 バージョン A.1 の部品 2000 の場合とは反対の方法で表示されます。
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「部品構造と比較」ウィンドウの両側にある同じ部品の「参照指定子の差異」列では、参照指定子の同じ相違が反対の方法で表示されます。したがって、比較した部品構造の片方の「参照指定子の差異」列を表示するだけで構いません。