Windchill Service Information Manager - S1000D Module: Issue 4.2 のサポート
製品: Windchill Service Information Manager — S1000D Module
リリース: 11.1 M020
利点
Windchill SLM 環境で S1000D 仕様の Issue 4.2 に基づいてデータを作成、編集、管理できます。
その他の詳細
Issue 4.2 データの使用をサポートするため、新しいオブジェクトタイプとプロセスが Windchill Service Information Manager — S1000D Module に追加されました。
• Issue 4.2 製品タイプとテンプレート
4.2 製品タイプには「タイプおよび属性の管理」ユーティリティで > > からアクセスできます。
◦ S1000D 4.2 Product
新規製品を作成する際に、 > > にある製品テンプレートを使用できます。ここには S1000D 4.1 製品テンプレートと同じオブジェクト、役割、アクセス許可が含まれているのに加え、4.2 オブジェクトタイプである Business Rules Document Data Module と ICN Metadata File がサポートされています。
◦ S1000D 4.2 製品テンプレート
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S1000D 4.2 製品では Servigistics InService A&D 出力のパブリッシングはサポートされていません。
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• Issue 4.2 情報構造
4.2 情報構造タイプには「タイプおよび属性の管理」ユーティリティで > > > > からアクセスできます。
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4.2 情報構造 SNS ノードタイプは > > > > にあります。
◦ 4.2 Model Identification Code
◦ 4.2 System Difference Code
◦ 4.2 System Code
◦ 4.2 Sub System Code & Sub Sub System Code
◦ 4.2 Assembly Code
◦ 4.2 Disassembly Code
◦ 4.2 Disassembly Code Variant
• Issue 4.2 パブリッシング構造
4.2 パブリッシング構造タイプには「タイプおよび属性の管理」ユーティリティで > > > > > からアクセスできます。
◦ S1000D 4.2 Publication Structure
S1000D 4.2 パブリッシング構造には S1000D 4.1 パブリッシング構造と同じ属性が含まれているのに加え、「パブリッシングのモジュールタイプ」属性を指定するオプションがあります (Issue 4.2 で新規)。
4.2 パブリッシングモジュールタイプは > > > > にあります。
◦ 4.2 Publication module
新規パブリッシング構造を作成する際、 > にある S1000D 4.2 製品用のパブリッシングモジュールテンプレートを使用できます。
◦ Pub
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S1000D 4.2 パブリッシング構造から出力された Servigistics InService A&D のパブリッシングはサポートされていません。
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• Issue 4.2 データモジュールタイプ
4.2 データモジュールタイプには「タイプおよび属性の管理」ユーティリティで > > > > > からアクセスできます。
◦ 4.2 Applicability Cross Reference Table
◦ 4.2 Brex
◦ 4.2 Business Rules Document (Issue 4.2 で新規)
◦ 4.2 Check List
◦ 4.2 Common Information Repository
◦ 4.2 Conditional Cross Reference Table
◦ 4.2 Container
◦ 4.2 Crew/Operator
◦ 4.2 Descriptive
◦ 4.2 Fault
◦ 4.2 Front Matter
◦ 4.2 Illustrated Parts Data
◦ 4.2 Learning
◦ 4.2 Maintenance Planning
◦ 4.2 Procedural
◦ 4.2 Process
◦ 4.2 Product Cross Reference Table
◦ 4.2 SCO Content
◦ 4.2 SCORM Content Package
◦ 4.2 Service Bulletin
◦ 4.2 Update
◦ 4.2 Wiring Data
◦ 4.2 Wiring Data Description
• Issue 4.2 データ交換タイプ
4.2 データ交換タイプには「タイプおよび属性の管理」ユーティリティで > > > からアクセスできます。
◦ >
◦ >
これらのオブジェクトは S1000D エクスポートパッケージを作成する際に使用できます。
• Issue 4.2 情報制御番号 (ICN) タイプ
4.2 ICN タイプには「タイプおよび属性の管理」ユーティリティで > > > > からアクセスできます。
◦ >
◦ >
名前が同じでファイル拡張子が異なる複数の ICN をインポートでき、これらはプライマリコンテンツおよびセカンダリコンテンツとしてリンクされます。
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この機能は S1000D 仕様の Issue 4.2 のサポートの一部として導入されましたが、Issue 4.0.1 および 4.1 に基づく製品にも適用されます。
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• Issue 4.2 ICN Metadata File タイプ (Issue 4.2 で新規)
ICN Metadata File (IMF) は情報制御番号 (ICN) イラストレーションにリンクされて ICN に関する情報を提供します。
4.2 ICN メタデータタイプには「タイプおよび属性の管理」ユーティリティの以下の場所からアクセスできます。
◦ > > > >
◦ > > > > >
ICN Metadata File (IMF) は S1000D ドキュメントであり、その他のデータモジュールタイプと同様に処理されます。これは独自のテンプレート、オブジェクト初期化規則 (OIR)、ライフサイクル、ワークフローを持ちますが、これらはデータモジュールインスタンスに基づきます。
S1000D 4.2 製品の「Use ICN Metadata Files」オプションは、この製品での IMF の使用がサポートされることを示します。
IMF は情報構造内に次の 3 つの方法によって作成します。
◦ ICN の > コンテキストメニューオプション。
◦ IMF を S1000D 4.2 製品にインポートできます。
◦ IMF がリンクされている ICN の問題を提起した場合、新規の IMF が自動的に作成されます。
IMF が作成された後でこれを構造からパージできます。
Arbortext Editor での IMF の編集がサポートされており、BREX データモジュールへの参照も追加できます。
IMF のデータモデルには icnKeyword 属性が含まれており、ここで IMF に関連付けられている ICN にキーワードを定義できます。ICN をデータモジュールに挿入する際に、これらのキーワードをサーチ基準として使用して ICN をブラウズできます。
新しい製品属性「Populate figure/multimedia title from ICN Metadata」は、IMF にリンクされている ICN をコンテンツに挿入する際に、IMF の icnTitle 属性をフィギュア/マルチメディアのタイトルとして自動的に追加することを指定します。
IMF はこれらが含まれているパブリッシングの PDF 出力には含まれません。
• Issue 4.2 Business Rules Document データモジュールタイプ (Issue 4.2 で新規)
Business Rules Document データモジュールではプロジェクトのビジネス規則が説明と例を挙げながら概念的な形式で定められており、このデータモジュールを参照用に S1000D 4.2 情報構造に含めることができます。
4.2 Business Rules Document データモジュールタイプには「タイプおよび属性の管理」ユーティリティの以下の場所からアクセスできます。
◦ > > > > > >
Business Rules Document はデータモジュールタイプであり、その他のデータモジュールタイプと同様に処理されます。これは独自のテンプレートとオブジェクト初期化規則 (OIR) を持ちます。
このテンプレートは S1000D 4.2 情報構造に新規ドキュメントを作成する際に S1000D 4.2 製品の > から使用できます。
Arbortext Editor での Business Rules Document の編集がサポートされており、BREX データモジュールへの参照も追加できます。
• Business Rules Decision のサポート (Issue 4.2 で新規)
Business Rules Decision は Business Rules Document データモジュールにリストされます。これらは別の Business Rules Document データモジュールまたは BREX データモジュールから参照できます。
Business Rules Decision はこれらが含まれている Business Rules Document データモジュールがチェックインまたはインポートされる際に選択するためにインデックシングされています。
Business Rules Decision には ID 属性 brDecisionIdentNumber が含まれています。これらは Business Rules Document または BREX データモジュールと Windchill 製品内で一意でなければなりません。Business Rules Document または BREX データモジュールをチェックインする際、および S1000D パッケージをインポートする際に、ID が一意であることが検証されます。
• Issue 4.2 情報コード
新規データモジュールを作成する際、 > にある S1000D 4.2 製品用の情報コードテンプレートを使用できます。Issue 4.2 で導入された情報コードがサポートされます。
◦ 0A4 - Warnings - List of warnings in the common information repository
◦ 0A5 - Cautions - List of cautions in the common information repository
• Issue 4.2 検索ライブラリオブジェクト
新規の「S1000D Lookup Library」ライブラリを作成した場合、S1000D 仕様の Issue 4.2 で導入された以下の新しい検索ライブラリコードタイプが含まれます。
◦ Business Rules Severity Level
◦ パブリッシングモジュールタイプ
既存のインストールを 11.1 F000 以降からアップデートした場合、以下の修復ユーティリティを使用して既存の検索ライブラリを更新してください。
◦ WinRU: Service Information Manager AAD - Update OOTB Library OIRs and Meta Objects
• Arbortext Editor での Issue 4.2 データの編集
標準のデータモジュールオーサリング機能を使用して、Arbortext Editor で Issue 4.2 データを編集できます。
S1000D 4.2 オブジェクトタイプを表すスキーマが com.ptc.arbortext.slmaad アプリケーションで提供されていました。ドキュメントタイプフォルダには、S1000D 仕様の Issue 4.2 で導入された Business Rules Document と ICN Metadata File のスキーマが含まれています。
• BREX 検証の変更
S1000D 仕様の Issue 4.2 では、BREX 検証機能が拡張され、ビジネス規則用の重要度レベルが追加されました。Windchill Service Information Manager — S1000D Module は更新されたプロセスをサポートするため、次のオプションを提供しています。
◦ BREX データモジュール内の個々の規則での brSeverityLevel 属性のサポート
◦ BREX または Business Rules Document データモジュール全体の一般設定として、または個々の規則が設定されていないデータモジュールでの規則としての、defaultBrSeverityLevel 属性のサポート
◦ 指定されているいずれかのレベルの規則に違反している場合にどの重要度レベルを検証の失敗とするかを指定する Business rule breach severity levels プリファレンス
S1000D ライブラリで設定されている Business Rules Severity Level のいずれかに brSeverityLevel と defaultBrSeverityLevel の値を設定できます。
• PDF への Issue 4.2 データのパブリッシング
4.2 パブリッシング構造 (パブリッシングモジュール) の PDF 製品表現をパブリッシングできます。S1000D 4.2 製品テンプレートにサンプルのパブリッシング規則が用意されています。製品表現をパブリッシングする際に以下のパブリッシング規則を選択できます。
◦ pdf using S1000D 4.2 Publishing Rules (A4)
◦ pdf using S1000D 4.2 Publishing Rules (US Letter)
パブリッシングされた 4.2 コンテンツ (新規オブジェクトタイプ brDoc および ICNMetadata を含む) のスタイルを指定するファイルが com.ptc.arbortext.slmaad アプリケーションで提供されています。
• Issue 4.2 データのインポート
標準の S1000D インポート機能を使用して、Issue 4.2 データのインポートがサポートされています。
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インポートパッケージに ICN Metadata File (IMF) が含まれている場合、IMF を許可するようターゲットの S1000D 4.2 製品を設定する必要があります。
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サンプルの Issue 4.2 データセット (バイクのサンプル) が以下の場所に用意されています。
codebase\netmarkets\com\ptc\arbortext\windchill\rules\schema\S1000D_4-2\samples\S1000D_4-2_Bike-Samples.zip
これには S1000D 仕様の Issue 4.2 で導入された Business Rules Document Data Module と ICN Metadata File のサンプルが含まれています。
• Issue 4.2 データのエクスポート
S1000D 4.2 情報構造から S1000D エクスポートパッケージを作成できます。「S1000D パッケージをエクスポート」機能が更新され、選択したノードの Business Rules Document データモジュールと、構造内の ICN にリンクされているすべての ICN Metadata File が含まれるようになりました。
関連情報
詳細については、以下を参照してください。