構築規則は、Windchill 構築サービスが CAD 構造や Windchill 製品構造を作成または更新するときに使用されます。CAD に基づく設計では、構築規則によって CAD 構造による製品構造の構築方法が決まり、構築規則は CAD ドキュメントとその関連部品との関連 (構築リンク) によって定義されます。

構築リンクは構造、属性、製品表現の "構成要素" であり、CAD に基づく製品設計の関連付けタイプのトピックで説明しています。これらは Windchill ユーザーインタフェースで指定した関連付けタイプに対応する構築規則を定義します。例外はコンテンツ関連付けタイプです。構築リンクがなく、構築プロセスに参加しません。関連付けタイプの特性は、CAD と部品の関連付けタイプの比較のトピックに要約されています。

オーナー関連付けタイプは、CAD ドキュメントのすべての子を、対応する Windchill 部品に渡す場合に使用します。これを可能にするには、その構築規則に 1 つ以上の製品表現構築リンクがある、対応する Windchill 部品にそれぞれの子が関連付けられている必要があります。これは、次の表に示すように、オーナー関連付けが、その構築規則の一部として構造構築リンクを持つためです。

次の表は、関連付けタイプと、対応する構築規則に組み込まれている構築リンクの一覧です。

「自動関連付け」および「関連付けを編集」操作では、次の場合に CAD ドキュメントの作成や関連付けを行うことができません。

Windchill 9.1 より前のリリースでは、CAD または Windchill 製品構造がチェックインされた場合には必ず構築が行われました。現在では、変更をコミットする準備が整うまで、修正された構造の構築を遅延させることができます。構築中に構造に変更が生じると、対応する部品に作業版数が適用されます。ただし、構造に変更がない場合は、部品の作業版数は適用されません。