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比較メカニズムのカスタマイズ
既成では、上流構造の現在の作業版数を以前の作業版数と比較する 2 つの基準 OutOfDateCriteria および DateBasedCriteria がサポートされています。デフォルトでは、OutOfDateCriteria が使用されます。ここでは、対応関連付けを基準として使用して、上流構造の現在の作業版数が、現在の下流構造にリンクされた以前の最新作業版数と比較されます。現在の下流構造と上流構造の前の作業版数の間に対応リンクが存在しない場合、上流構造の現在の作業版数と前の作業版数の間で比較が実行されます。com.ptc.windchill.associativity.structure.compare.usePreviousVersion プロパティを使用することによって、このデフォルトの動作を、現在の作業版数と上流構造の前のバージョンを比較するように変更できます。このプロパティのデフォルト値は false です。
DateBasedCriteria を使用することで、デフォルトの動作をカスタマイズして時刻ベースの比較を実行できます。時刻ベースの比較に設定した場合、上流構造の現在の作業版数は特定の時刻の作業版数と比較されます。時刻の値は Windchill xconf ディレクトリ内のプロパティファイルで指定します。時刻の値を使用するよう比較機能を設定するには、次のステップを実行します。
1. Windchill/codebase/com/ptc/windchill/associativity/xconfs にあるファイル associativity.service.properties.xconf を開きます。
2. コンフィギュレーション com.ptc.windchill.associativity.structure.compare.criteria.OutOfDateCriteria を無効にします。
3. コンフィギュレーション com.ptc.windchill.associativity.structure.compare.criteria.DateBasedCriteria を有効にします。
4. Windchill/codebase/com/ptc/core/foundation/associativity/xconfs にあるファイル associativity.properties.xconf を開きます。
5. プロパティ com.ptc.windchill.associativity.structure.compare.defaultTimeToCompare に時刻の値を設定します。
デフォルト値は 1h です。現在時刻から 1 時間前までの範囲で作業版数がサーチされます。要件に応じてデフォルト値を変更できます。単位のタイプとして秒 (s)、分 (m)、時間 (h)、日 (d) のいずれかを使用して時刻の値を指定します。時刻の値を定義するには単位のタイプを 1 つだけ使用できます。単位を組み合わせて使用することはサポートされていません。時刻の値の例を次に示します。
1s
10m
12h
1d
たとえば、このプロパティを com.ptc.windchill.associativity.structure.compare.defaultTimeToCompare default=2d として設定した場合、現在の作業版数が、現在時刻から 2 日 (48 時間) 前までの範囲で 1 つ目の作業版数と比較されます。