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デフォルト値およびデータの相互参照
TIBCO BusinessWorks に装備されている標準的なデータマッピング機能に加え、Windchill ESI では以下の 2 つのファイルを使用して Windchill PDMLink から配布ターゲットに送信されたデータを変換します。
Windchill PDMLink 機能の値を配布ターゲットの値に変換する相互参照ファイル
複数の機能属性を変換し、API 固有の属性を入力するデフォルトファイル
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ESIORALookups および ESIORADefaults の両方のプロパティファイルには、そこで使用されるコンテンツについてのインライン説明が含まれます。TIBCO リポジトリで使用される Java 関数のソースコードは、<Tibco_Home>\esi\source\ESIDataProcessing.java で参照可能です。
Windchill ESI には、相互参照ファイルとデフォルトファイルが 1 つずつあります。相互参照ファイルには値マッピングのリストが含まれ、デフォルトファイルには必要なデフォルト値が含まれています。Java カスタム関数が作成されて、これらのファイルの値を参照します。デフォルトの照会およびファイルの相互参照は、すべてのビジネスオブジェクト処理の同じポイント、具体的には配布ターゲット API へのマッピングのポイント、で行われます。
これらのファイルは、デフォルトの Windchill PDMLink システム、およびカスタマイズされていないデフォルトの配布ターゲット用に提供されています。したがって、これらのファイルの値は特定の配布ターゲットや組織、またはロケールに固有のものではありません (これらの値のデフォルトロケールは en_US です)。ただし、実装時に、これらのファイルを修正し、配布ターゲット、組織、およびロケールに固有の値を追加できます。
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データのデフォルト値および相互参照ファイルは、UTF-8 エンコード形式で保存する必要があります。Windchill ESI を設定する場合、多くのテキストエディタでデフォルトのフォーマットとして使用されている標準的な ASCII ファイルではなく、UTF-8 ファイルとしてこれらのファイルを保存することに注意してください。Microsoft Windows システムを使用している場合は、ワードパッドではなくメモ帳、Helios、または TextPad を使用してください。UNIX システムを使用している場合、emacs および vi は UTF-8 標準の採用に対する対応が遅いので、使用しているテキストエディタの現在の UTF-8 サポート状況を確認してください。
以下の図と説明は、Windchill ESI のデータ変換と操作を示します。
1. Windchill PDMLink は、EAI コンポーネントにデータをパブリッシングします。このデータセットは静的で、Windchill PDMLink からそのまま提供され、ほかの場所では使用されていません。この図で、データセットは A、B、C、D、E、F、G、Z の文字で表されています。
2. このデータは共通ビジネスオブジェクト (CBO) (A ~ G) にマッピングされます。CBO には、すべての Windchill PDMLink 属性が含まれ、配布ターゲットに関連する属性も含まれます。配布ターゲットに関連しないフィールドの値は、CBO にマッピングされません (Z)。これにより、ビジネスで必要な場合には、実装時にこれらの値をマッピングできます。
3. Windchill PDMLink と配布ターゲット間のデータの差異は、デフォルトファイルを使用して補完します。デフォルトファイルには、API 固有の値、すなわち API に渡されたデータを解析するために API に必要なデータが含まれています。これらのファイルには、プランニングデータなど、Windchill PDMLink では使用しないが、配布ターゲットに固有で必要な値も含まれています。デフォルトファイルには、一連の名前/値のペアも含まれています。名前は API オブジェクト構造とフィールドを参照します。Java カスタム関数でファイルを照会し、名前/値のペアを取得します。たとえば、この図では、I、K、M、N、および P がデフォルト値を使用しました。O のデフォルト値を使用するには、デフォルトファイルに値を追加するだけでなく、この Java 関数を呼び出すマッピングも修正する必要があります。
4. 相互参照とデフォルト値を使用して、API に必要なすべての値が揃いました。データは配布ターゲットに正常にパブリッシングされます。