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Upload to File Server Hook の設定 (オプション)
作成された Visualization ファイルをマスターに転送するのではなく、ファイルサーバーに直接保存するよう分散ファイルサーバー Worker を設定できます。Windchill サーバーに近接する Worker (同じローカルエリアネットワーク上など) は、フックを設定する必要はありません。Visualization データの転送によって WAN に余分な負荷がかからないからです。ファイルサーバーフックを設定するには、次の手順を実行します。
1. パッケージの作成 - フックプログラムを実行する必要があるファイルはすべてパッケージ化する必要があります。これを実行するには、windchill シェルを開き、ディレクトリをマスターサーバーの <Windchill>/codebase に変更します。次に、以下のコマンドを呼び出します。
ant -f wvsMakeJar.xml PackageUploadToFileServerHook
クラスタ環境では、上記のコマンドをマスターサーバーではなく、スレーブノードで実行します。スレーブノードでは wt.properties が次のように定義されている必要があります。
java.rmi.server.hostname=<actual slave hostname>
wt.rmi.server.hostname=<cluster alias name>
これによりファイルサーバー Worker フックは、クラスタのロードバランサーに対して Java RMI リクエストを送信します (<cluster alias name> を使用してアクセス)。クラスタのロードバランサーは、スレーブノードのフォアグラウンドメソッドサーバーにリクエストをリダイレクトします。
2. Worker マシンへのパッケージの転送 - 前のステップでコマンドを呼び出すと、UploadToFileServerHook というディレクトリが <Windchill>/codebase に作成されます。このディレクトリには、フックの実行に必要なすべてのファイル (「パッケージ」) が含まれています。UploadToFileServerHook ディレクトリを Worker マシンに転送します。
3. 適切な Java Runtime Environment をインストールします。フックプログラムは、メソッドサーバーにインストールされているバージョンの Java を必要とします。たとえば、メソッドサーバーが Java 1.6 を実行している場合は、Worker マシンに Java 1.6 Runtime Environment をインストールします。
4. UploadToFileServerHook 起動スクリプトの設定 - UploadToFileServerHook ディレクトリには、uploadtofileserverhook.bat (Windows 用) および uploadtofileserverhook.sh (UNIX 用) の 2 つの起動スクリプトがあります。お使いのオペレーティングシステム用の起動スクリプトをテキストエディタで開き、すべての必要な環境変数を適切な値に設定します。たとえば、環境変数 JAVA_HOME には、このマシン上で Java Runtime Environment がインストールされている場所を設定する必要があります。
5. 設定のテスト - UploadToFileServerHook プログラムが正しく設定されているかどうか判断するため、テストファイルをファイルサーバーにアップロードします。このテストを実行するには、コマンドシェルを開き、ディレクトリを起動スクリプトの場所に変更します。次に、以下の引数でスクリプトを呼び出します。
uploadtofileserverhook.bat -TEST -SERVER <Windchill URL>
-USERNAME <worker_ユーザー名> -PASSWORD <worker_パスワード>
サンプルデータを使用したスクリプトの例を次に示します。
uploadtofileserverhook.bat -TEST -SERVER
http://mycompany.com/Windchill -USERNAME WorkerAUserName
-PASSWORD WorkerAPassword
テストの成功によって表示される出力の例を次に示します。出力には「Upload complete」というメッセージが含まれている必要があります。
UploadToFileServerHook started Wed Feb 06 14:12:17 EST 2008
Running in Test Mode
pvsFilepath=D:\UploadToFileServerHook\TestUploadToFileServerHook\test.pvs
Using properties specified by Program Arguments
Files to Upload to the File Server:
test.ol
Upload complete
Wrote Encoded CacheContentDescriptors to loaderoptions.txt
WARNING: Deletion of files bypassed per -BYPASS_DELETE
UploadToFileServerHook ended Wed Feb 06 14:12:18 EST 2008
テスト実行時に ERROR : wt.fv.uploadtocache などのエラーメッセージが表示された場合、ファイルサーバーは正しく設定されていません。テストを再実行する前に、ファイルサーバーが動作中でマウントされていること、およびデータをファイルサーバーに正常にアップロードできることを確認してください。詳細については、外部ファイルボルトを参照してください。
6. フックを実行する Worker レシピファイルの設定 - 通常、Worker のレシピファイルは Worker の起動スクリプトと同じディレクトリにあります。PROE の場合、レシピファイルは proe2pv.rcp です。Worker のレシピファイルをテキストエディタ (レシピエディタではなく) で開き、プロパティ adapter/externalProcessFinal を追加して、ステップ 4 で設定したフック用の起動スクリプトの場所を設定します。Worker は、Visualization データの作成を完了すると、このプロパティが定義するフックプログラムを呼び出して、Visualization データをファイルサーバーにアップロードします。
Windows の例 :
adapter/externalProcessFinal=C:\/UploadToFileServerHook\
/uploadtofileserverhook.bat
UNIX の例 :
adapter/externalProcessFinal=\/UploadToFileServerHook\
/uploadtofileserverhook.sh
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どちらの例でもバックスラッシュとスラッシュをディレクトリのセパレータとして使用していることに注意してください。
7. 検証 - Worker が Upload to File Server Hook を呼び出していることを検証するため、指定されたファイルサーバー上にコンテンツがあるダイナミックドキュメントをパブリッシングします。パブリッシングが完了した後、「WVS ジョブモニター」 > 「ジョブの詳細」の順にアクセスして、次の行を探します。
Feb 6, 2010 8:14:24 AM: Running external process
uploadtofileserverhook
この行が表示されていない場合は、設定の問題によってフックが呼び出されていません。