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commonScheduleQueue
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このキューは、CleanUpScheduleQueue、MarkForDeleteQueue、PagingScheduleQueue、PurgeOrphanedEffAuditsQueue、および StatisticsScheduleQueue を置き換えます。
commonScheduleQueue は、さまざまな小さなキューエントリに使用されます。小さなエントリは限られたリソースしか要求せず、大抵は一度しか実行されないか、実行される頻度が多くありません。これらのキューエントリをとりまとめて commonScheduleQueue にすることで、システムリソースを解放し、大きなキューエントリを集中的に処理できます。各 commonScheduleQueue エントリタイプについて、次のリストで説明します。
LicenseGroupMembershipLinks キューエントリは、表示と印刷のみのライセンスグループと「表示と印刷のみのライセンス」テーブルを同期させるためにスケジュールされます。
デフォルトでは、このタイプのキューエントリは毎日真夜中 (0:00 AM グリニッジ標準時) に実行するスケジュールになっています。このエントリの実行時間は、wt.org.CreateLicenseGroupMembershipLinkWeeklyQueueTime および wt.org.CreateLicenseGroupMembershipLinkDayOfWeek プロパティで設定できます。
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エントリの実行時間のスケジュールと、グループのメンバーシップ変更のタイミングにより、変更したメンバーシップが「表示と印刷のみのライセンス」テーブルに反映されるまでには最大で 1 日かかります。
StandardRecentlyVisitedService キューエントリは、リストされているアイテムの総数が wt.properties ファイルの wt.recent.objectStackSize プロパティで指定した値を超える場合に、最近アクセスしたすべてのリストから最も古いアイテムを除去するために作成されます。このプロパティのデフォルト値は 100 です。
StandardRecentlyVisitedService を開始すると、最初はこのタイプのキューエントリは真夜中 (0:00 AM グリニッジ標準時) に実行するようにスケジュールされています。キュータスクが実行されるたびに、次回は翌日の真夜中 (0:00 AM グリニッジ標準時) に実行されるように再スケジュールされます。
StandardPurgeService キューエントリは、キャンセルされたパージジョブをクリーンアップするために作成されます。このタイプのキューエントリは、wt.queue.executeQueues プロパティが true に設定されている場合のみに作成されます。デフォルトでは、このプロパティは true に設定されます。
このタイプのキューエントリは毎日真夜中 (0:00 AM グリニッジ標準時) に実行されるようにスケジュールされています。このキュータスクが実行されると、1 日以上経過した、プレビュー待ち状態にある、キャンセルされたパージジョブが削除されます。
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プレビュー待ちの状態にあるパージジョブは、「キュー管理」ユーザーインタフェースを表示しているユーザーには見えません。
StandardCollectionService キューエントリは、基準が正しくない照会を無効にするために作成されます。このキューエントリは、wt.queue.executeQueues プロパティと wt.dataops.objectcol.cleanUpEnabled プロパティが両方とも true に設定されている場合にのみ作成されます。デフォルトでは、これらのプロパティは両方とも true に設定されます。
このタイプのキューエントリは毎日真夜中 (0:00 AM グリニッジ標準時) に実行するようにスケジュールされています。これは、基準が正しくない照会を無効にします。たとえば、フォルダ参照が削除されている照会を無効にします。無効にされた照会は、「キュー管理」ユーザーインタフェースを表示しているユーザーには見えません。
MarkForDeleteQueue エントリは、Windchill ProjectLink がプロジェクトとそのコンテンツを "削除済み" とマーク付けするのに使用されます。プロジェクトが "削除済み" とマーク付けされると (「削除」操作を使用して)、そのプロジェクトはプロジェクトメンバーの「My プロジェクト」リストには表示されなくなります。マーク付けの処理は、ユーザーのレスポンス時間を向上させるため、バックグラウンドで実行されます。
プロジェクトの削除に失敗した場合、自動的に通知がプロジェクトマネージャグループに送信されます。通知には、失敗の原因を示す例外メッセージが記載されています。プロジェクトマネージャは、失敗の原因を調査し、それを修正し、「削除」操作を再び送信してプロジェクトの削除を再試行する必要があります。
失敗した MarkForDeleteQueue エントリがないか、commonScheduleQueue を定期的にチェックしてください。エントリのステータスが "失敗" である場合、必要な処理は、エントリをキューから除去することだけです。
PagingScheduleQueue エントリは、「ローカルサーチ」でデータベースに保存された一時的な結果をクリーンアップするために使用されます。結果は、各ユーザーのサーチリクエストに関連付けられています。ローカルサーチを実行するユーザーが何人いても、エントリは 1 つだけです。
エントリの失敗は、一時的な結果がクリーンアップされないことを意味します。そのままデータ量が増大するとパフォーマンスに影響します。commonScheduleQueue キューが正常に新規エントリを作成できた場合、引き続いて (以前の試行からのデータも含めて) すべてのデータがクリーンアップされます。
失敗した PagingScheduleQueue エントリがないか、commonScheduleQueue キューを毎日チェックして、データベースに保存される一時的な結果が常にクリーンアップされるようにしてください。単発の失敗は、重大な問題ではありません。1 回失敗しても、次に成功すれば、失敗したときの分までクリーンアップされるからです。しかし、失敗はすべて調査し、PTC テクニカルサポートにお知らせください。
PurgeOrphanedEffAuditsQueue エントリを使用して、エフェクティビティサービスで監査オブジェクトがクリーンアップされます。
エフェクティビティ監査オブジェクトは、エフェクティビティオブジェクトの作成と事実上の削除を記録するために作成されます。事実上の削除とは、エフェクティビティレコードで削除済みとマークされていても履歴情報が残されていることを意味します。エフェクティビティが実際に削除されると、監査オブジェクトは非参照にできるので、それ以降の目的がなくなります。エフェクティビティオブジェクトが実際に削除されるたびに該当する監査オブジェクトをチェックすることは多大な時間がかかるので、このような急を要さないクリーンアップはスケジュールに沿って実行されます (デフォルトでは 1 日 1 回)。クリーンアップのスケジュールを変更するには、wt.eff.EffChangeAudit.purgeInterval プロパティで設定された時間間隔を変更します。このプロパティは、wt.properties ファイル内にあります。時間間隔は分単位で表示します。デフォルト値は、1440 分 (1 日) です。
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wt.eff.EffChangeAudit.purgeInterval プロパティが 0 または負の値に設定されている場合、クリーンアップは実行されません。
失敗した PurgeOrphanedEffAuditsQueue エントリは、監査アイテムの照会と削除の試行が失敗したことを意味します。失敗した PurgeOrphanedEffAuditsQueue エントリのチェックは、定期的に行う必要はありません。各キューエントリの機能は同じなので、失敗したエントリに気付いた場合にはそのエントリを削除できます (それらのエントリはそれ以降のエントリで置き換えられます)。この問題が常時発生する場合は、システムコンフィギュレーションをチェックして PTC テクニカルサポートに問題レポートを提出することを検討してください。また、エフェクティビティサービスは起動時にこのキュー (存在しない場合) を作成するようにプログラムされているので、キューの問題のあるインスタンスはそのエントリとともにすべて (エントリのステータスに関係なく) 簡単に削除できます。
ソフトのタイプ/属性の照会サービスで StatisticsScheduleQueue を使用し、グローバル属性に関連した統計が収集されます。これらの統計は、照会の最適化の際に使用されます。
失敗したキューエントリは、統計が収集されなかったことを示しています。統計のデータが最新でない場合、ソフトのタイプ/属性の照会パフォーマンスが最適化されていない可能性があります。
統計を収集する頻度は、com.ptc.core.query.optimize.statisticsBasedRankGenerator.queueInvokeTime プロパティの設定によって制御されます。デフォルトでは、1 日 1 回です。詳細については、properties.html を参照してください。