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Windchill のインポートプロパティ
 
Windchill のインポート操作を制御するプロパティは wt.properties ファイルまたはマッピングファイルに記述できます。グラフィカルユーザーインタフェースを使用して、またはマッピングファイル内で、プロパティを設定しない場合は、xconfmanager ユーティリティを使用して、プロパティを追加または編集します。詳細については、xconfmanager ユーティリティの使用を参照してください。
wt.ixb.import.parser.validate (wt.properties ファイルでの名前) または import.parser.validate (マッピングファイルでの名前) - インポートしたドキュメントを XML パーサーで検証するかどうかを指定します。デフォルト値は false です。
wt.ixb.import.overrideConflicts (wt.properties ファイルでの名前) または import.overrideConflicts (マッピングファイルでの名前) - インポート時にオーバーライド可能なフォルダなどのコンフリクトをオーバーライドします。デフォルト値は false です。
import.default.lifecycleInfo.lifecycleTemplateName - XML ファイルに名前が記述されていないライフサイクルテンプレートに割り当てるデフォルト名を指定します。
import.default.lifecycleInfo.lifecycleState - XML ファイルに状態が記述されていないライフサイクルに割り当てるデフォルト状態を指定します。
wt.iba.definition.hierachicaldefinition.enabled - true に設定すると、階層再利用可能属性定義のインポートが可能になります。false に設定すると、階層再利用可能属性定義を非階層再利用可能属性定義にマッピングするよう適切に記述されたマッピングファイルを使用しないかぎり、階層再利用可能属性定義を作成してもインポートすることはできません。デフォルト値は false です。wt.properties ファイルでこのプロパティの値が true に設定されている場合を除いて、階層再利用可能属性定義を作成しないでください。
wt.ixb.import.allowCrossReleaseImport - クロスリリースエクスポート JAR ファイルを Windchill システムにインポートすることを許可します。デフォルト値は false です。このプロパティは、Windchill の「インポート/エクスポート管理」ユーティリティを使用して行うインポート操作だけに適用されます。クロスリリースインポートはサポートされていません。このプロパティはインポート操作の続行を可能にするだけです。インポートに失敗する可能性もあります。たとえインポート操作が成功した場合でも、インポートしたデータの整合性は保証されません。クロスリリースインポート操作は避けることを強くお勧めします。
wt.ixb.import.maxThreads - インポートのためのスレッド数。ジョブリストは、ユーザーの定義するスレッド数に分散されます。
マルチスレッドの使用は、受信送信物のインポートパフォーマンスに最も大きな影響を与えます。スレッドが同じデータベース接続を共有するので、その数がしきい値に到達すると、パフォーマンスに影響する可能性があります。オブジェクト数もパフォーマンスに影響する可能性があります。オブジェクト数が増えるほど、マルチスレッドを使用したときにパフォーマンスが大きく向上するようになります。一般的に、差分パッケージ送信には 1 つのスレッドで十分です。特にインポートタイムウィンドウが小さい場合、最初のパッケージ送信がマルチスレッドによるメリットを得ることになります。CAD オブジェクトをインポートする場合、このプロパティが 1 に設定されている必要があります。デフォルトでは、このプロパティは 1 に設定されます。
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wt.ixb.import.maxThreads プロパティの値は、インポートに使用するトランザクション数を決定する wt.ixb.import.noOfParallelImportPaths プロパティと組み合わせて使用します。
単一トランザクションのシナリオ: wt.ixb.import.noOfParallelImportPaths プロパティを 1 に設定した場合、wt.ixb.import.maxThreads プロパティの値は、インポートに使用するスレッドの合計数になります。
複数トランザクションのシナリオ: wt.ixb.import.noOfParallelImportPaths の値を 1 より大きい数に設定した場合、wt.ixb.import.maxThreads プロパティの値は、インポートトランザクションごとに使用されるスレッドの数になります。
wt.ixb.import.batchSize - 1 回のバッチでインポートするオブジェクトの最大数を示します。デフォルト値は 10,000 です。
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インポートマルチスレッドプロパティは、インポート可能なパッケージの受信送信物のインポートにのみ適用されます。
インポート可能なパッケージの受信送信物インポート用のマルチスレッド環境を追加するには、次の手順を実行します。
1. site.xconf に次のプロパティを追加します。
<Property name="wt.ixb.logThread" overridable="true" targetFile="codebase/wt.properties" value="true"/>
<Property name="wt.ixb.import.objPerThreadGuidance" overridable="true" targetFile="codebase/wt.properties" value="1"/>
<Property name="wt.ixb.import.maxThreads" overridable="true" targetFile="codebase/wt.properties" value="2"/>
2. Windchill シェルで、コマンド xconfmanager -p を実行します。