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パブリッシングジョブの優先順位の設定
優先順位付きパブリッシャキューを使用すると、ジョブの順序を決定するいくつかの簡単な規則を定義するのに役立ちます。WVS ジョブ関連のキューエントリについては、WVS ジョブのタイプおよびソースに基づいて、対象の優先順位付きパブリッシャキューを設定できます。WVS ジョブのタイプおよびソースのリストについては、wvs.properties.xconf ファイルの「PUBLISHER SETTINGS」を参照してください。
対象の優先順位付きパブリッシャキューを設定するときに行う主なタスクは、以下のとおりです。
1. WVS ジョブのタイプとソースの組み合わせごとに、相対的な優先順位 (高、中、低) を決定します。
2. ジョブの個々のタイプとソースを wvs.properties ファイルで設定することにより、選択した優先順位を割り当てます。
たとえば、手動でのチェックイン (ソース 1) からパブリッシングされる CAD ドキュメント (Type 1) を優先順位「高」に設定するには、以下の xconfmanager コマンドを設定します。
xconfmanager -t codebase/WEB-INF/conf/wvs.properties -s
"publish.publisherqueue.priorities.1.1=H"
ジョブの優先順位設定の詳細については、テクニカルサポートの知識ベースのアーティクルCS28472を参照してください。
3. コマンド xconfmanager -p を実行して変更内容を適用します。
4. Windchill メソッドサーバーを再起動します。
カスタムフィルタメソッドの使用
優先順位を設定するときに、ジョブのソースおよびタイプによって必要なレベルの制御が提供されない場合は、カスタムフィルタメソッドを使用します。WVS ジョブの優先順位とパブリッシャキューセットは、ユーザー独自のビジネス規則を実装するカスタムメソッドを使用することによって、明示的に設定できます。
カスタムフィルタメソッドは、wvs.properties ファイルの publish.publishqueue.priorities.filtermethod プロパティを使用して設定され、パブリッシャジョブのサブミット時に呼び出されます。このフィルタメソッドは、パブリッシングジョブに使用される優先順位とパブリッシャキューセットを返します。カスタムメソッドが定義されている場合は、publish.publishqueue.priorities.<type>.<source> プロパティの代わりに常に使用されます。
フィルタメソッドの詳細については、「専用パブリッシングキューの使用」の「フィルタメソッド」セクションを参照してください。
ジョブの順序の規則を定義するだけではなく、パブリッシャキューと Worker の利用可能率を設定することによってパブリッシングのスループットを高めることもできます。
パブリッシャキューと Worker の利用可能率を設定する方法については、次のセクションに進んでください。