保存するログイベントの設定
Windchill のデフォルトでは、ほとんどのロガーが、ERROR ログイベントと FATAL ログイベントのみを Windchill ログファイルに保存するよう設定されています (ほかのログイベントを出力するように設定変更されている場合を除く)。したがって、通常、TRACE、DEBUG、INFO、WARN などのその他のログイベントを参照するように設定を変更する必要があります。
特定の分野について特定のログレベルを有効にするには、目的の分野にロガーがあるかどうかを確認します。そのためには、
「Operations」タブでロガーを表示するか (詳細は
MBeans を使用したログファイルの処理を参照)、
「Log Levels」ページを使用します ( > > )。
「サーバーステータス」ページで
「監視ツール」をクリックします。
• log4j ロガーが実装されていない場合は、wt.properties でログレベルを設定しているプロパティを見つけ、xconfmanager ユーティリティを使用してそのプロパティのレベルを設定します。
• log4j ロガーが実装されている場合は、すべてのロガーの指定のログレベルを有効にするか、またはより特定のレベルでログレベルを調整することができます。
すべてのロガーの指定のログレベルを有効にするには、該当するプロパティファイルで log4j.rootLogger プロパティを見つけ、最初のコンマの前の値 (デフォルトでは "error") を必要なレベルに変更します。たとえば、以下を
log4j.rootLogger=error, …
以下のサブディレクトリにコピーします。
log4j.rootLogger=debug, …
すべてのロガーのログを有効にすると、ログ出力のデータ量が非常に多くなるため、より適切なロガーレベルでログレベルを調整する必要があります。そのためには、以下の形式の行をプロパティファイルに追加します。
log4j.logger.<ターゲットロガー名>=<希望するロガーレベル>
<ターゲットロガー名> はロガーの名前、<希望するロガーレベル> はログレベルです。
たとえば、wt.servlet.ServletRequestMonitor.stats のログレベルを「情報」に設定するには、次のプロパティを log4jWebApp.properties ファイルに追加します。
log4j.logger.wt.servlet.ServletRequestMonitor.stats=INFO
| このプロパティを追加すると、すべての wt.servlet.ServletRequestMonitor.stats.* ロガーのデフォルトログレベルが INFO に設定されます。たとえば、wt.servlet.ServletRequestMonitor.stats.summary ロガーのレベルも、このロガーのレベルが別に指定されない限り、INFO に設定されます。 |
log4j コンフィギュレーションファイルを変更しても、これらのファイルの定期的な修正の確認が終了するまでの数分の間は通知されない場合があります。log4j コンフィギュレーションファイルを強制的に即座にリロードするには、Logging MBean の再設定操作を使用するか、コンフィギュレーションファイルを変更せずに log4j の設定を一時的に変更します。
| メンテナンスリリースを適用すると、手動によるプロパティファイルの変更が保存されない場合があります。手動で変更したファイルがバックアップされていることを確認するようにしてください。 |