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リモートシェル接続を使用した rsync デーモンへの接続
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通常、Windows システムでは、リモートシェルアクセスは有効化されていません。そのため、この方法は一般的に UNIX および Linux システムでのみ使用します。
rsync クライアントは、リモートシェル接続を使用して rsync サーバーをリモートで起動できます。何度も使用しない場合は、これが最も簡単な方法です。その理由を以下に示します。
rsync サーバーのコンフィギュレーションファイルを設定する必要がない。
rsync クライアントはサーバーを自動的に起動するので、ソースシステムでサーバーを手動で起動する必要がない。
rsync サーバーをリモートで起動する場合、サーバーでリモートシェルを使用できる必要はありません。rsync をサポートしているリモートシェルは、rsh と ssh です。この方法を使用するには、rsh や ssh などのリモートシェルを使用可能かどうかを、UNIX システム管理者に確認してください。
ソースシステムをターゲットシステムと同期するには、次の形式のコマンドをターゲットシステムで実行します。
rsync -av -e [ssh or rsh] [user]@[sourcesystemhostname]:[absolute path to
application]/][target path to application]
たとえば、windchillserver という名前のターゲットシステムで ssh を使用し、ファイルを所有するユーザーが wcadmin であるとします。この場合は、次のコマンドを入力します。
rsync -av -e ssh wcadmin@windchillserver:/source/windchill/ /destination/windchill
このコマンドを実行すると、Windchill サーバー上のユーザー wcadmin として ssh 経由で接続し、rsync サーバーを起動します。クライアントは、/location/to/windchill をターゲットシステム上のローカルディレクトリ /location/to/windchill と同期します。rsh を使用している場合、-e ssh-e rsh に置き換えてください。
推奨オプションである -av を使用すると、アーカイブモードが有効になり、詳細度が追加されます。アーカイブモードでは、ファイル内のすべてのディレクトリが /location/to/windchill に再帰的にコピーされ、シンボリックリンク、タイムスタンプ、ファイルのアクセス許可、ファイルのオーナーシップ、および特定の UNIX ファイルタイプがすべて保持されます。
/location/to/windchill が存在し、現在ソースシステムにないファイルが含まれている場合は、-delete 引数を追加して、これらのファイルを削除できます。-delete 引数を使用すると、ターゲットディレクトリの内容がソースディレクトリの内容と同一になります。