アイデンティティコンフリクトの解決
管理アクセス許可を持つプロジェクトメンバーは、「アイデンティティのコンフリクトを解決」操作を使用して、プロジェクト内のファイル名のコンフリクトを検出できます。
1. プロジェクトの「フォルダコンテンツ」テーブルで、 > の順に選択します。
2. 「コンフリクトしている CAD ドキュメント」テーブルには、PDM に同じファイル名の CAD ドキュメントが存在する、プロジェクトの CAD ドキュメントがすべて表示されます。コンフリクトしているオブジェクトは、対応する PDM オブジェクトと自動的に比較されます。
3. プロジェクトコンテキストでコンフリクトが発生したオブジェクトの名前を変更し、プロジェクトオブジェクトを PDM バージョンでオーバーライドできます。
a. コンフリクトしているオブジェクトの横のチェックボックスをオンにして、「プロジェクトオブジェクトの置換」アイコン
をクリックします。
b. プロジェクトオブジェクトの持つ関係はすべて PDM オブジェクトに転送されます。
プロジェクトオブジェクトをコンフリクトしている PDM オブジェクトに置き換えるには、PDM のオブジェクトをプロジェクトで共有する適切なアクセス許可を持っている必要があります。さらに、コンフリクトしているオブジェクトを削除し、コンフリクトしているオブジェクトにリンクするプロジェクトオブジェクトを修正し、コンフリクトしている PDM オブジェクトを修正するためのアクセス許可も必要です。
| 置換操作は、Creo Parametric でオーサリングされた、依存のない CAD 部品とフォーマットに限られています。CAD ドキュメントもファミリーテーブルのインスタンスまたはジェネリックになることができず、部品に関連付けられていてはいけません。 |
4. オブジェクトを置換または名前変更すると、テーブルが再表示されて、コンフリクトしているオブジェクトのテーブルにはオブジェクトが表示されなくなります。
| 置換されたオブジェクトを使用して Creo Parametric でアセンブリが再生される保証はありません。アセンブリを PDM に送信する前に、CAD オーサリングアプリケーションで開いて、整合性を確認する必要があります。 |
