以下の図は実行するタスクをキューに入れるときに使用できる一連のコンポーネントを示しています。

この図は、タスクをキューに入れる 2 つのコンポーネント (アプリケーションおよび Info*Engine サーバー) とタスクを実行する 1 つのコンポーネント (Info*Engine サーバー) を示しています。タスクをキューに入れ、実行するときに使用するコンポーネントは、簡単に拡張して複数のカスタムアプリケーション、Info*Engine サーバー、および MOM を追加できます。それにより、多数のユーザーやさまざまな場所から発生したタスクに対応するように環境の規模を変更できます。

Info*Engine タスクをキューに追加するのに必要なキューを設定するには、IBM MQSeries などの MOM (Message-Oriented Middleware) ソフトウェア製品をインストールし、必要なキューおよびキュー接続ファクトリを構成する必要があります。さらに、Info*Engine がキューを検索できるように、MOM ユーティリティを使用して、ネーミングサービスの LDAP ディレクトリに管理オブジェクトエントリを作成する必要があります。

キューおよびキュー接続ファクトリを設定して登録した後、Info*Engine Messaging (MSG) Webject を使用して、実行するタスクをキューに入れ、結果を照会できます。Info*Engine は、タスクをキューに入れる Webject を処理する際、Java Message Service (JMS) 仕様に準拠したメッセージを作成し、MOM 内の指定された実行キューにメッセージを送信します。

MOM がキューを管理します。そのため、MOM は、キューに送信されたメッセージ内に指定されているタスクを実行するために、キューに購読された Info*Engine サーバーを識別できます。複数の Info*Engine サーバーが購読されている場合、MOM はタスクを実行するサーバーを判断します。

タスクが完了したら、Info*Engine サーバーは MOM 内の結果キューにメッセージを送信します。いつでも結果キュー内のメッセージをブラウズし、完了したタスクの結果を読み込むことができます。