アノテーションについて

アノテーション付けとアノテーションセットの使用はデフォルトでは無効になっており、将来のリリースでは完全に除去される予定です。この機能を引き続き使用するには、次の手順を実行する必要があります。

1. windchill シェルで、次のコマンドを実行します。

xconfmanager -s EnablePSEStructureAnnotations=true -t codebase/wt.properties -p

2. メソッドサーバーを再起動します。

ドラフトモードでの作業と同様に、アノテーションを使用すると、部品の追加、除去などの製品構造への変更を、一時的な変更として提案できます。

アノテーションセットと呼ばれるアノテーションの集合体は、提案内容として機能し、別のユーザーがこの提案内容に対しレビュー、コメントを追加、承認などの作業を行うことができます。製品構造の更新はリアルタイムに反映されますが、アノテーションセットではそのセットが作成されたときの構造が記憶されています。

提案された変更内容が承認されると、アノテーションセットが適用されます。つまり、データベースの製品構造が変更されます。この操作によって、影響を受ける部品がチェックアウトされ、変更が適用されます。

この操作はプリファレンスウィンドウの「適用後に延期変更をチェックイン」プリファレンスによって管理されます。このプリファレンスにより、影響を受ける各部品を手動でチェックインするオプションが与えられます。

変更を検証操作を使用して、提案された変更をデータベースに適用した場合にエラーが発生しないことを確認します。

アセンブリにアノテーションを付けるには、まずアノテーションセットを作成するか、既存のアノテーションセットを開く必要があります。アノテーションセットを作成するときは、左側の表示枠の製品構造ツリー表示で 1 つの部品のみを選択します。選択した部品から製品構造のベースラインが作成され、構造のビューが更新されてアノテーションセットが反映されます。変更はデータベースに直接行われないので、変更内容のビジュアルマークアップが表示されます。アノテーションは "BOM マークアップ" とも呼ばれます。

アノテーションセットには部品マスターが表示される場合があります。その場合、アノテーションの操作は制限されます。たとえば、部品マスターに対して以下の操作を行うことはできません。

構造が変更されていて、すべての変更を適用できないときに、アノテーションセットを適用しようとすると、検証ツールが表示されます。詳細については、変更の検証を参照してください。