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インポート時のコンフリクトメッセージ
このセクションでは、Windchill データベースに情報をインポートする際に発生する可能性のあるコンフリクトについて説明します。Windchill に情報を投入または追加する方法はさまざまですが、コンフリクトは Windchill のインポート機能に固有です。このような機能には、たとえば、Windchill パッケージ、「インポート/エクスポート管理」ユーティリティ、「スプレッドシートからインポート」操作などがあります。
Windchill パッケージの場合、コンフリクトは「イベント管理」ユーティリティと「受信送信物のインポートをプレビュー」ウィンドウに表示されます。
「インポート/エクスポート管理」ユーティリティの場合、コンフリクトは「インポート」ウィンドウの「インポートステータスのログ」セクションに表示されます。
「スプレッドシートからインポート」操作の場合、コンフリクトは「インポートジョブモニター」およびインポートジョブの情報ページに表示されます。
コンフリクトが発生するのは、インポートで予期しない状況が起こったときです。インポートされる Windchill オブジェクトが Windchill データベースにすでに存在する場合や、インポートされるオブジェクトと既存オブジェクトのプロパティが適合しない場合、コンフリクトが発生します。
通常、以下の 3 つのタイプのコンフリクトがあります。
管理コンフリクト - インポートされるオブジェクトに必要なデータインフラストラクチャ (フォルダ、ライフサイクル、再利用可能属性定義など) と、ターゲット Windchill 環境に存在するデータ定義が一致しない。
依存コンフリクト - インポートされるオブジェクトが、部品構造などを介してほかのアイテムを参照しているが、その参照先がターゲットシステム側に存在しない。
メタデータコンフリクト - ターゲットシステムのアイテムのメタデータ (名前と番号の組み合わせなど) と、インポートされるオブジェクトのメタデータとが、一致しない。
多くのコンフリクトは、次のような汎用のメッセージを使用して表示され、状況に合わせてソフトウェアにより追加情報が提供されます。オブジェクト <タイプ> はデータベース内にすでに存在しますが、属性 <タイプ> の値が異なります。既存の値は <タイプ> ですが、新規の値は <タイプ> です。
コンフリクトには、オーバーライド可能なものとオーバーライド不可能なものがあります。オーバーライド不可能なコンフリクトは、インポート時に解決策を特定できない予期しない状況で使用されます。オーバーライド可能なコンフリクトは、1 つ以上の解決策があり、いずれかがデフォルトの解決策として特定されている場合に使用されます。ほとんどのインポートでは、オーバーライド可能なコンフリクトが発生した場合にデフォルトの解決策を自動的に適用するオプションを使用できます。
Windchill パッケージでは、受信送信物のインポートを通じて、オーバーライド可能なコンフリクトが発生した場合にデフォルトの解決策を適用できます。また、指定した解決策を使用することも可能です。解決策がまだ指定されていないコンフリクトは、「イベント管理」ユーティリティに表示されます。オーバーライド可能なコンフリクトについては、ユーザーが使用可能な解決策のリストから解決策を選択できます。各コンフリクトに対して解決策を選択した後、インポートを再試行できます。
次の表は、インポート使用時にコンフリクトが発生する可能性のある Windchill オブジェクトのプロパティを示しています。
コンフリクトの説明: ウィンドウまたは「イベント管理」ユーティリティに表示されるメッセージ
説明: メッセージ内の変数の定義
オーバーライド可能: ユーザーによるコンフリクトの解決が可能な場合は「Yes」、エラーとなる場合は「No」
デフォルトの解決策: ユーザーがインポート時にすべてのデフォルトの解決策を選択した場合の結果
使用可能な解決策: ユーザーがインポート時にデフォルトの解決策を使用しない場合に表示されるオプション (パッケージの場合のみ)
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「デフォルト IXB 解決」では、インポートプロセスを続行し、コンフリクトによって報告された問題を解決できます。ユーザーはこのイベントコンソールからこの解決策を選択できます。