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技術情報アプリケーション
技術情報の概要
ドキュメントタイプを Arbortext PE サーバー にインプリメントする必要があります。これによって、サービスアプリケーションで作成された変換済み XML ドキュメントをパブリッシュすることができます。サンプルの DITA ドキュメントタイプアプリケーションが Arbortext Editor および Publishing Engine に格納されています。これを出発点として使用したり、ご使用のドキュメントタイプにおいて重要となる、必要な要件を判断するための解析に使用することもできます。
技術情報アプリケーションは、特殊な DITA ドキュメントタイプです。サービスオペレーションと部品に関する情報を構成し、管理します。Arbortext PE サーバー には、このアプリケーションがデフォルトで以下の場所にインストールされています。
Arbortext パス\application\com.ptc.arbortext.techinfo
技術情報ドキュメントタイプの説明
技術情報アプリケーションのトピックは、サービス情報の作成に使用したり、特殊な DITA アプリケーションを作成する際の出発点として使用することができます。技術情報アプリケーションは、Arbortext DITA アプリケーションを特殊化したものですが、DITA に基づくためのカスタムドキュメントタイプは不要です。
以下のトピックタイプが、技術情報のドキュメントタイプに使用可能です。
Concept
製品やインタフェースの作業、またはタスクを実行する前にユーザーが理解しておくべき背景情報を提供します。
Cover Page
PDF または印刷するドキュメントのカバーページに出力する情報を提供します。
Diagnostic
診断情報を提供します。
手順
タスクを実行するための手順を提供します。ここでは、手順とグラフィックが 1 つのテキストフローの中に入り交じっています。
Reference
サービス、製品、部品の通常のフィーチャーに関する情報を提供します。
Side-by-Side Procedure
タスクを実行するための手順を提供します。ここでは、手順とグラフィックが表形式に並んで表示されます。
Task
手順に関する情報を提供します。
トラブルシューティング
トラブルシューティングまたは診断情報を提供します。
技術情報スタイルシートの説明
技術情報ドキュメントタイプでは、以下の場所にパブリッシング用のサンプル Arbortext Styler スタイルシートが格納されています。
Arbortext パス\application\com.ptc.arbortext.techinfo
\doctypes\techinfo\techinfo.style
変換とスタイリングの確認
出力のスタイルシートを作成できます。進捗を確認するには、メッセージボディのルートドキュメントを開き、スタイルシートを調整し、Servigistics Arbortext Publishing Engine Interactive を使用して出力を生成するときに変更を確認します。XSLT 作成者もこのプロセスを使用して、ターゲットマップおよびターゲット部品リストを生成する変換を評価できます。
Arbortext PE サーバー からメッセージボディを取得する必要があります。WVS および Arbortext Publishing Engine をパブリッシング用に設定する必要があります。Arbortext PE サーバー 上では、トランザクションアーカイブを設定しアクティブにする必要があります (トランザクションアーカイブの詳細については、Arbortext Publishing Engine ドキュメンテーション内の Configuring Servigistics Arbortext Publishing Engine を参照してください)。次に、Windchill のパブリッシング構造、情報構造、または部品リストからパブリッシングリクエストを作成します。トランザクションアーカイブで自分のトランザクションを見つけてダウンロードし、rqbody.dat というリクエストボディの名前を変更します。.zip 拡張子を使って変更します。
Servigistics Arbortext Publishing Engine Interactive にあるメッセージボディのルートドキュメント Identifier.xml を開いてターゲットマップを手動で生成します。最初に payload.zip のファイルを抽出してルートの Identifier.xml ドキュメントを開くか、payload.zip を直接開くこともできます。メッセージボディから Identifier.xml を開いた場合にのみ、「編集」 > 「変換後の文書を編集」が表示されます (つまりメニューアイテムが表示されるには、ドキュメントタイプが PublicationStructure でなければなりません)。「変換後の文書を編集」を選択すると、Servigistics Arbortext Publishing Engine Interactive により、ルートドキュメント上のサービスアプリケーションを起点として参照先ドキュメントがすべて変換されます。次に、変換後のターゲットマップ (techinfomap など) が新規ウィンドウに表示されます。
特殊化した DITA マップを使用している場合、Servigistics Arbortext Publishing Engine Interactive「編集」 > 「スタイルの解決された文書を編集」を使用して、スタイルが設定された結果を表示できます。ターゲットがほかのドキュメントタイプだった場合は、マップを表示してパブリッシングすることにより少なくとも表示させることはできます。
以下のセクションには、techinfo.style スタイルシートの作成方法について、いくつかのヒントが提供されています。
マニュアルタイトル
サンプルスタイルシートでは techinfomap ルートマップ要素に outputclass 属性が使用され、以下のタイトルが生成されています。
outputclass 属性値
タイトル
service
サービスマニュアル
installation
インストールマニュアル
owners
オーナーズマニュアル
parts
イラスト付き部品カタログ
ページのナンバリング
タイトルページでは number および numberlist を使用して、シリアル番号、部品番号、およびモデル番号の先頭に添えるフレーズが生成されます。
outputclass 属性値
フレーズ
serial
Serial No.
part
Part No.
model
Model No.
outputclass 値が空白か、リストの値と異なる場合、テキストは生成されません。numberlistnumberarrange を含むことができます。
横方向の手順
手順を表示する際、テキストが左、グラフィックが右に表示されるようにするには、特別なタグ構造を適用する必要があります。最低 1 つの procstep タグに procinfo タグが含まれている必要があります。この手順で procinfo タグが使用されていない場合、横方向の手順は表示されません。
部品リストテーブルの変更
部品リスト XML マークアップはカスタムのテーブルです。そのため、Arbortext Styler スタイルシートでは一部のテーブルのプロパティを使用してスタイルを適用します。デフォルトの部品リストテーブルには、アイテム番号、インデント、部品番号、部品名、数量、スペア対応インジケータ、イラスト有無インジケータ、およびメモが含まれています。
プロパティ
データタイプ
partattribute の名前
出力
アイテム番号
文字列
itemNumber
あり
アイテムシーケンス番号
整数
itemSequenceNumber
なし
インデント
0 ~ 6 の整数
indenture
なし。テストが行われます。
部品番号
文字列
number
あり
部品名
文字列
name
あり
数量
文字列
itemQuantity
あり
スペア対応インジケータ
ブール (型)
serviceable
なし。テストが行われます。
イラストなし
ブール (型)
illustrated
なし。テストが行われます。
参照先
FIG
ITM
ISN
referTo
なし
メモ
文字列
remarks
Y
serviceable および illustrated の値をテストするには、partitem への属性として partattribute name=”serviceable” および partattribute name=”illustrated” の値を追加する必要があります。これには、Arbortext Styler ユーザーインタフェースを介さずに、スタイルシートの XML バージョンを編集します。
アイテム番号および部品番号の出力は、以下のように serviceable および illustrated プロパティの値に依存します。
サービサブル
イラスト付き
部品番号の表示
アイテム番号の表示
True
True
あり
あり
True
false
あり
なし
false
True
なし
あり
false
false
なし
なし
スタイルシートの XML バージョンの変更および SetOutputAttribute の使用によって、値が属性として保存されます。これらの属性はその後、カスタムテーブルの一部として生成された _sfe 要素に対してテストされます。