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追加ファイルタイプエレメント
パブリッシング時の追加ファイルタイプの生成を設定するには、パブリッシング規則 XML で以下のエレメントを使用します。
fileadditional-Files
これらのパブリッシング規則 XML エレメントの簡潔な例については、<Windchill>/codebase/com/ptc/wvs/server/xml ディレクトリにあるサンプルファイル PublishRules-AdditionalFiles.xml を参照してください。
file - 生成可能な追加ファイルタイプはそれぞれ <file> エレメントで表されます。次に例を示します。
<file display-label="My IGES File" type="iges" output-prefix="2d" output-suffix=”001”default="true" />
ここで、
display-label は、UI で公開されるラベルです (「新規製品表現」ウィザードの 2 番目のステップの「追加ファイル」など)。
type は、Worker がエクスポートする追加ファイルタイプです。
output-prefixoutput-suffix は、パブリッシング時の追加ファイルの生成時に追加ファイルの名前にプレフィックスまたはサフィックスを追加します。output-suffix は省略可能です。
default - これがパブリッシングするデフォルトのファイルタイプであるかどうかを定義します。Windchill の「新規製品表現」ウィザードを使用した create-representation パブリッシングリクエストの場合、この属性は追加ファイルタイプを識別して出力対象として事前選択します。チェックインおよびその他のパブリッシングリクエストタイプの場合、これはこれらの追加ファイルタイプを識別してパブリッシングします。
default=true - 「新規製品表現」ウィザードで事前選択されていますが、ほかのパブリッシングリクエストタイプによって自動的に出力されます。
default=false - 「新規製品表現」ウィザードで事前選択されており、ほかのパブリッシングリクエストタイプによって自動的に出力されません。
<file> エレメントには、その定義内で、create-representation パブリッシングリクエストの default エレメントと対話する visible エレメントと locked エレメントを指定することもできます (Windchill の「新規製品表現」ウィザードの使用時など)。
visible は、追加ファイルタイプが「追加ファイル」リストに表示されるかどうかを決定します。
locked は、ユーザーが追加ファイルタイプの出力を選択できるかどうかを定義します。locked=true と設定すると、「追加ファイル」リストからチェックボックスが除去され、<file> エレメントのデフォルトの設定を変更できなくなります。locked=false と設定すると、チェックボックスが表示されます。
これら 2 つのエレメントを default とともに設定すると、以下の例に示すように、異なる出力および表示が提供されます。
このファイルは「追加ファイル」リストに表示され、パブリッシングされます。ファイル名の横にチェックボックスが表示されないため、ユーザーは設定を変更できません。
default="true" locked="true" visible="true"
このファイルはパブリッシングされ、そのファイル名は表示されないため、ユーザーはそれを選択できません (ユーザーは表示されていないものの設定を変更できないため、locked はあまり重要ではありません)。
default="true" locked="true" visible="false"
default="true" locked="false" visible="false"
このファイルは「追加ファイル」リストに表示されます。ユーザーは、ファイル名の横にあるチェックボックスをオンまたはオフにして、このファイルをパブリッシングするかどうかを指定できます。
default="true" locked="false" visible="true"
このファイルはパブリッシングされず、表示されません。ユーザーはいかなる操作も実行できません。
default="false" locked="true visible="false"
<file> エレメントには、その定義内で、多数の <option> エレメントを指定することもできます。これらの <option> エレメントは、追加のアプリケーションエクスポート設定を Worker に渡すために使用されます。次に例を示します。
<file display-label="iges 2D" type="iges" default="true" output-prefix="2d">
<option name="output_2d" value="true" />
</file>
<option> エレメントはいくつでも構いませんが、オプションの実際の "name" および "value" は Worker が認識可能なものでなければなりません。Worker でサポートされているファイルタイプオプションについては、Creo View MCAD Adapter Installation and Configuration Guide でアダプタごとに説明されています。
additional-files - 各 <file> エレメントは、エクスポートされる追加ファイルタイプのリスト内に含まれており、以下に示すように <additional-files> エレメントを使用して定義されています。
<additional-files name="iges_files">
<file display-label="iges 2D" type="iges" default="true" outputPrefix="2d">
<option name="output_2d" value="true" />
</file>
<file display-label="iges 3D" type="iges" default="false" outputPrefix="3d">
<option name="output_2d" value="false" />
</file>
</additional-files>
この追加ファイルタイプ定義をほかのエレメントで参照するには、"name" 属性が使用されます (下記の <publish> エレメントを参照)。<additional-files> のリストには、<file> エレメントをいくつでも含めることができます。
<additional-files> エレメントは 2 つの方法で使用できます。
ルートの <rules> エレメント内 - すべての <authoring-application> エレメントに適用されます。
1 つの特定の <authoring-application> エレメント内 - その特定のオーサリングアプリケーションのみに使用される <authoring-application> 規則に適用されます。
<publish> エレメント内から参照 - additional-files 定義を参照するには、additional-files 属性を <publish> エレメントに追加して、以下に示すようにその名前を指定します。
<publish display-label=”iges files” on="checkin" additional-files="iges_files"/>
この属性は、param-set 属性および output 属性と組み合わせて使用することもできます。
param-setoutput、および additional-files はすべて特定の <publish> エレメントの一部であるため、これらは近くに配置されています。ただし、param-set 属性および output 属性はパブリッシング後のアクティビティ (Arbortext など) に使用され、additional-files は実際のパブリッシング (主に CAD パブリッシング) に使用されるので、2 つが同時に使用できることはあまりありません。output 属性を additional-files 属性と組み合わせることはできません。display-label 属性が publish エレメントに導入されていることにも注意してください。display-label 属性の値は、create-representation パブリッシングリクエスト中に「新規製品表現」ウィザードの「Creo View Output Options」リストに表示されます。
<publish on=”create-representation"> エレメントが 1 つしかない場合は、そのオプションのみが表示されますが、<publish on=create-representation> エレメントが複数ある場合は、それぞれが個別の出力オプションであり、All という名前の追加オプションが最上部に表示されます。オプション All を選択すると、<publish on=create-representation> エレメントごとに個別のジョブが作成されます。All 以外を選択すると、選択した <publish on=”create-representation"> エレメント (および対応する additional-files) が使用されます。
display-label を指定すると、それが製品表現の説明のデフォルトになります。製品表現に対して説明を設定しない場合は、次のように設定します。
display-label=””
<publish on=create-representation> エレメントに display-label が指定されていない場合、param-setadditional-files、および evaluate-rules-on-republish 属性を連結したものが表示名として使用されます。次の例には、表示ラベルがあるものとないものの 2 つの <publish on=”create-representation"> エレメントが含まれています。
<publish on="create-representation" additional-files="dxf_iges_step_files">
<param-set-ref name="PostPublish_STEP" />
<param-set-ref name="PostPublish_IGES_DXF" />
</publish>
<publish on="create-representation" display-label="Fred's Publish Options"
additional-files="dxf_iges_step_files">
<param-set-ref name="PostPublish_STEP" />
<param-set-ref name="PostPublish_IGES_DXF" />
</publish>