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固有のパブリッシャキューセットと Worker セットの設定
固有のパブリッシャキューセットと Worker セットについて
固有のパブリッシャキューセットと Worker セットを設定することで、データのタイプごとにパブリッシングを完全に分離できます。つまり、あるカテゴリのパブリッシングが別のカテゴリのパブリッシングに影響することがなくなり、両者を個別に管理できます。
固有のパブリッシャキューセットを設定するときは、実質上、ある一定カテゴリのデータをパブリッシングするための独立ルートを作成することになります。パブリッシング対象のデータが変換を必要とする場合は、固有のパブリッシャキューセットとともに固有の Worker セットを設定できます。変換が不要な場合、または、すべての Worker を使用してパブリッシャキューセットのジョブを処理する場合は、固有のパブリッシャキューセットのみ設定します。
詳細については、専用パブリッシングキューの使用を参照してください。
固有のパブリッシャキューセットを設定するには
固有のパブリッシャキューセットを設定することにより、データのタイプごとにパブリッシングを分離できます。たとえば、WTDocument のパブリッシングは短時間で完了するのに対し、CAD ドキュメントについては、多くの場合、ある程度の時間がかかります。固有のパブリッシャキューセットを設定して WTDocument をパブリッシングすると、パブリッシングキュー内のバックログを回避できます。
固有のパブリッシャキューセットを設定するには、以下の手順に従います。
1. パブリッシャキューセットの名前を wvs.properties ファイルの publish.publishqueue.setnames プロパティに追加して、パブリッシャキューセットを新規作成します。
2. wt.properties ファイルで Windchill のコンフィギュレーションを調整して、追加のキューを使用できるようにします。
a. Windchill キューの新しい数が現在の値を超えている場合は、wt.queue.max.processQueues の値を大きくします。
b. 完了した Windchill キューエントリおよび関連するパブリッシングジョブの詳細情報ログ (WVS ジョブモニターに表示されるもの) が削除されないようにするには、すべての新しい番号付きパブリッシャキューについて、これらのプロパティを false に設定します。
wt.queue.removeCompleted.PublisherQueue<setname><number>
たとえば、次のようになります。
wt.queue.removeCompleted.PublisherQueuePROE1=false
3. 新しいパブリッシャキューセットを使用するように WVS を設定します。このように設定する上で最も優れた方法は、作成する製品表現の名前および説明とともにパブリッシャキューの優先順位およびセットを設定するための、カスタムクラスおよびカスタムメソッドを作成することです。次に、使用するクラスおよびメソッドを wvs.properties ファイルの publish.publishqueue.priorities.filtermethod プロパティで定義します。
4. 更新した wvs.properties の設定値を再読み込みするために、Windchill のメソッドサーバーを再起動します。
「専用パブリッシングキューの使用」の「特定の優先度を持つ専用パブリッシングキューへのパブリッシングジョブのサブミット」を参照してください。
固有の Worker セットを設定するには
デフォルトでは、WVS には Worker セットが定義されていません。すべての Worker が、暗黙的に "DEFAULT" Worker セットのメンバーになっています。
固有の Worker セットを作成すると、Worker を論理 Worker セットに割り当てることができます。この Worker セットの設定を調整すると、特定カテゴリのジョブまたは特定タイプのパブリッシングを処理できます。また、Worker セットを特定または複数のパブリッシャキューセットにマッピングできます。
1. 「Worker Agent 管理」設定ウィザードの「Worker を追加」ボタンを使用して、必要な Worker を作成します。
2. Worker Agent の agent.ini ファイルを手動で編集し、queueset パラメータをそれぞれのファイルに追加することで、Worker を Worker セットに割り当てます。たとえば、各 Worker セットコンフィギュレーションの agent.ini ファイルに Worker セットコンフィギュレーションを追加し、queueset=<QueuesetName> パラメータを追加します。
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Worker は、複数の Worker セットのメンバーになることができます。
queueset パラメータは、Worker のタイプセット名を空白文字で区切って入力したリストです。
Worker について queueset パラメータが定義されていない場合は、"DEFAULT" Worker キューセットに含まれているものと見なされます。
Worker がデフォルトのパブリッシャキューセットによって使用され、Worker キューセットのリストに含まれるようにする場合は、queueset パラメータを DEFAULT に設定します。
3. どのパブリッシングジョブが各 Worker セットに割り当てられるかを設定するには、独自のビジネス規則に基づいて Worker セットを決定するためのカスタムクラスおよびカスタムメソッドを作成します。次に、WVS で使用するクラスおよびメソッドを wvs.properties ファイルの publish.publishqueue.usesetworkers.filtermethod プロパティを設定して定義します。
詳細については、Windchill ヘルプセンターの専用パブリッシングキューの使用を参照してください。
4. 更新した wvs.properties および agent.ini の設定値を再読み込みするために、Windchill のメソッドサーバーを再起動します。
固有の Worker セットと固有のパブリッシャキューセットの併用
固有のパブリッシャキューセットをすでに定義していて、そのセットに一定カテゴリのパブリッシングジョブをサブミットするためのカスタムフィルタをすでに導入している場合は、次のプロパティを使用することにより、同様に命名された Worker セットを当該のキューに割り当てることができます。
publish.publishqueue.usesetworkers.forqueueset.<SetName>=<WorkerType>
これは wvs.properties ファイル内にあり、ここで <SetName> はパブリッシャキューセット名、<WorkerType> はそれにマッピングされる必要のある Worker タイプのスペース区切りリストです。
たとえば、以下のプロパティ設定は、Worker タイプ PROE および UG についてのみ、パブリッシャキューセット名 CAD を Worker セット名 CAD にマッピングします。
publish.publishqueue.usesetworkers.forqueuesetCAD=PROE UG
固有のパブリッシャキューセットおよび Worker セットの設定の詳細については、テクニカルサポートの知識ベースのアーティクルCS132318およびCS80629を参照してください。