Windchill RequirementsLink または Windchill 要件管理

Windchill RequirementsLink または Windchill Requirements Management が以前にインストールされている Windchill をこのバージョンにアップデートしている場合、次のインストール前の要件、インストール要件、およびインストール後の要件が満たされていることを確認してください。

Windchill RequirementsLink は PTC 製品ではなくなりました。Windchill RequirementsLink がすでにインストールされている場合は、Windchill のインストール済みコンポーネントとして表示されなくなります。以前にインストールされた Windchill 統合からの Windchill RequirementsLink オブジェクトは、Windchill Requirements Management がインストールされている場合に、このバージョンの Windchill に表示されます。

Windchill の新規バージョンレベルにアップデートする場合、このトピックをガイドラインとして使用してください。このトピックでは、Windchill RequirementsLink または Windchill Requirements Management を以前にインストールしているお客様に関するインストール前の要件のみが説明されています。

• データの損失や破損を防止するために、Windchill の新規リリースまたは新規バージョンレベルにアップデートする前に、Windchill のすべてのオブジェクトがチェックインされていることを確認します。

• アップデートプロセスの一部として、Windchill Diagnostic Utility (WinDU) を使用して仕様および要件の問題を検知するためのタスクを実行し、Windchill の仕様および要件に関する問題を検知します。

Windchill のインストールに関する詳細は、Windchill Help Center の「インストールおよびアップグレード」 > 「Windchill のインストールおよび設定」に記載されています。

• Windchill PDMLink または Pro/INTRALINK 製品ソリューションを選択すると、Windchill Requirements Management により、選択した製品ソリューションが自動的にインストールされます。

• Windchill Business Reporting レポートにアクセスするには、Windchill が Windchill Requirements Management の一部としてインストールされている必要があります。「オプション製品の設定」の Windchill Business Reporting を確認してください。

Windchill および Windchill Requirements Management の設定に関する詳細は、Windchill Help Center の「インストールおよびアップグレード」 > 「Windchill のインストールおよび設定」に記載されています。

• Windchill Business Reporting レポートにアクセスするには、Windchill が Windchill Requirements Management の一部として設定されている必要があります。「オプション製品の設定」の Windchill Business Reporting を確認してください。

• 要件オブジェクトへのアクセス権が付与されていることを確認します。手順については、要件オブジェクトに関するコマンドスクリプトを参照してください。

• Windchill RequirementsLink または Windchill Requirements Management をインストールしているお客様のインストール後のプロセスの一環として、Integrity の統合のために変換する必要がある、Windchill に存在する仕様の要約および要件タイプの操作があります。WinDU の「Detect issues in Specification/Requirement types」診断タスク、および WinRU の「Fix Specification/Requirement Sub-types」修復タスクは、インストール後タスクの必須の手順です。

1. 「Detect issues in Specification/Requirement types」タスクを含む Windchill Diagnostic Utility (WinDU) を実行します。この診断タスクでは、Windchill に存在する仕様の要約および要件タイプのデフォルトのサブタイプを検証します。また、Windchill の統合のために変換する必要がある、Integrity の追加のサブタイプも検知されます。手順の詳細については、仕様および要件の問題の検知を参照してください。

2. WinDU の実行によって生成された XML ログファイルを解析します。レガシータイプに対するすべてのカスタマイズ済みサブタイプが、Windchill のアップグレード時に最新のデータモデルに変換されたことを確認します。手順の詳細については、仕様および要件の問題の検知を参照してください。

3. Windchill のアップグレードまたはアップデート時に Windchill の要件およびおよび仕様の要約サブタイプが変換されなかった場合は、WinDU によって生成された XML プロパティファイルでこのコンテンツを修正し保存することで、これらのサブタイプを設定します。手順の詳細については、仕様および要件の問題の検知を参照してください。

完了した WinDU タスクに対して Windchill の修復ユーティリティタスクを実行すると、新規および XML プロパティファイルから修正された情報を含むすべての手順が実装されます。

4. Windchill Repair Utility (WinRU) を使用して「Fix Specification/Requirement Sub-types」修復タスクを実行します。このタスクは Integrity の統合のための必須タスクです。手順の詳細については、仕様および要件の構成を参照してください。

「Fix Specification/Requirement Sub-types」修復タスクにより、WinDU XML プロパティファイルで新しく追加または名前が変更されたサブタイプのリストが照会されます。このタスクで、カスタマイズされた仕様および要件サブタイプが変換されます。また、WinDU の実行によって生成される XML プロパティファイルで提供される新しいデータモデルのマッピングに従って、古いタイプがすべて調整されます。