Worker Agent のパスワードの暗号化
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Windchill 10.2 以降では、wvs.properties ファイルの場所に変更があります。$WT_HOME/codebase ディレクトリから $WT_HOME/codebase/WEB-INF/conf ディレクトリにファイルを移動しました。この場所の変更を反映して、コードに必要な変更を加えてください。
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Worker Agent の設定ファイルに保存されているパスワードを暗号化するには、Windchill シェルで次のスクリプトを入力します。
ant -f <Windchill>/bin/adminTools/sip/EncryptPasswords.xml
encryptWVSCADAgent
<Windchill> は Windchill インストールディレクトリです。
このスクリプトは、wvs.properties ファイル内の cadagent.inifile プロパティで指定された Worker Agent 設定ファイルに含まれているプレーンテキストのパスワードを暗号化します。Worker Agent 設定ファイルのパスワードを暗号化すると、それらのパスワードが以下のように置き換えられます。
encrypted.<ホスト>-<shapetype>
<ホスト> は、Worker Agent 設定ファイルの host= 行に記載されているホスト名です。<shapetype> は、Worker Agent 設定ファイルの shapetype= 行に記載されている名前です。
以下の行は、Worker Agent 設定ファイルの暗号化前のサンプルセクションを示しています。
;###############################################
; Remote CATIA Worker
;###############################################
[worker4]
shapetype=CATIA
host=nimrod
hosttype=unix
exe=nohup cat2ol -w triumph &
starttime=20
username=catadm19
password=CATADM19
prompt=nimrod>
localpath=ftp:/usr/tmp/sharecatia
remotepath=/usr/tmp/sharecatia
この例で、<ホスト> は nimrod、<shapetype> は CATIA です。
暗号化スクリプトを実行すると、上記の行が以下のようになります。
;###############################################
; Remote CATIA Worker
;###############################################
[worker4]
shapetype=CATIA
host=nimrod
hosttype=unix
exe=nohup cat2ol -w triumph &
starttime=20
username=catadm19
password=encrypted.nimrod-CATIA
prompt=nimrod>
localpath=ftp:/usr/tmp/sharecatia
remotepath=/usr/tmp/sharecatia
このファイルのパスワード情報は実際のパスワードではありませんが、使用する暗号化ソフトウェアのパスワードを一意に識別します。つまり、この情報を変更するとパスワードが無効になります。
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実際のパスワードを変更しないかぎり、ファイル内の暗号化されたパスワード情報を変更しないでください。
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