適切なバックアップと復元の確保
適切なバックアップ処理を実行することは重要です。バックアップ処理の例としては、以下のようなものがあります。
• 運用環境では、Windchill データベースを定期的にバックアップします。バックアップ手順の詳細については、ベンダーのマニュアルを参照してください。
• インストール時に、Windchill インストールディレクトリのバックアップを作成し、さまざまなコンフィギュレーションファイルを保存する必要があります。
• システムを再インストールするときには、Windchill およびすべてのソースコードをバックアップします。
• Windchill の /db/sql ディレクトリ、/codebase ディレクトリ、および /src ディレクトリを定期的にバックアップします。
/codebase ディレクトリと /src ディレクトリは、毎回すべてをバックアップする必要がありません。ただし、各自のサイトで変更した Java パッケージを含むサブディレクトリのバックアップは作成する必要があります。
• Windchill インデックスサーチのファイルを定期的にバックアップします。
• サイトで使用しているユーザー認証メカニズムによっては、アクセス制御に関連するファイルの適切なバックアップを作成する必要があります。
• オペレーティングシステムで標準のツールおよび手順を使用して、外部ファイルボルトに格納されているコンテンツファイルのバックアップを作成する必要があります。
• Windchill Directory Server のデータを定期的にバックアップします。このバックアップの頻度は、ディレクトリに格納されている LDAP エントリに関連するソリューションで実行されたアクティビティの量によって決まります。たとえば、ディレクトリにユーザーオブジェクトが格納されている場合は、グループオブジェクトや組織オブジェクトのみが格納されている場合よりも頻繁にバックアップを行う必要があります。
本番環境の場合、毎日のバックアップでは
Windchill Directory Server のバックアップ機能を使用し、週に一度のバックアップではエクスポート機能を使用してください。バックアップ機能とエクスポート機能の詳細については、
LDAP ディレクトリデータのバックアップと復元を参照してください。