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ユーザーオブジェクトおよびグループオブジェクトに対する Microsoft Active Directory 属性のマッピング
Windchill で Microsoft Active Directory のユーザーオブジェクトを使用できるようにするには、次の属性マッピングプロパティを JNDI アダプタ定義のユーザーオブジェクト用に設定する必要があります。
mapping.user.objectClass=user
mapping.user.o=company
mapping.user.uid=sAMAccountName
mapping.user.uniqueIdAttribute=sAMAccountName
* 
マッピング値は、マップ識別子にマッピングされた属性を表しています。たとえば、マップ識別子 o は属性 company にマッピングされます。
* 
uid は Web サーバーへのログイン時に使用するユーザー ID なので、一意であると見なされます。したがって、mapping.user.uniqueIdAttribute に指定した値は、mapping.user.uid に指定した値と常に同じである必要があります。
* 
ActiveDirectory 設定 (ADAM など) が異なる場合は、属性のインデックスが自動的に作成されません。インデックスが作成されない場合、パフォーマンスに影響する可能性があります。この可能性を小さくするには、mapping.user.uniqueIdAttribute にマッピングされる属性に対してインデックスが作成されるようにしてください。
次の属性マッピング値は、Microsoft Active Directory がインストールされた既成の環境に基づいています。これらの属性マッピングプロパティに割り当てる実際の値は、Microsoft Active Directory がインストールされた環境によって異なる場合があります。
<サービス名>.windchill.mapping.user.postalAddress=postalAddress
<サービス名>.windchill.mapping.group.objectClass=group
<サービス名>.windchill.mapping.user.uid=sAMAccountName
<サービス名>.windchill.mapping.user.cn=cn
<サービス名>.windchill.mapping.user.preferredLanguage=preferredLanguage
<サービス名>.windchill.mapping.group.uniqueMember=member
<サービス名>.windchill.mapping.user.mobile=mobile
<サービス名>.windchill.mapping.group.uniqueIdAttribute=sAMAccountName
<サービス名>.windchill.mapping.group.description=description
<サービス名>.windchill.mapping.user.mail=mail
<サービス名>.windchill.mapping.user.facsimileTelephoneNumber=facsimileTelephoneNumber
<サービス名>.windchill.mapping.user.sn=sn
<サービス名>.windchill.mapping.user.objectClass=user
<サービス名>.windchill.mapping.user.uniqueIdAttribute=sAMAccountName
<サービス名>.windchill.mapping.user.userCertificate=userCertificate
<サービス名>.windchill.mapping.user.o=company
次のプロパティは、オプションの Microsoft Active Directory 属性マッピングです。
<サービス名>.windchill.mapping.user.preferredLanguage=localeID
<サービス名>.windchill.mapping.user.labeledURI=wWWHomePage
次の表に、Windchill の値と対比した Microsoft Active Directory ユーザーオブジェクトのデフォルト属性のリストを示します。
Windchill および Microsoft Active Directory のユーザーオブジェクトクラス
Windchill のデフォルトの LDAP ユーザーオブジェクトクラス
Microsoft Active Directory のユーザーオブジェクトクラス
inetOrgPerson
user
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Microsoft Active Directory のマッピング値の一部は、使用している Active Directory スキーマによって異なる場合があります。このスキーマは、使用している Windows のリリースレベルによって異なります。
Windchill および Microsoft Active Directory のユーザー属性
Windchill のデフォルトの LDAP ユーザー属性
Microsoft Active Directory のユーザー属性
cn
cn
mail
mail
postalAddress
Microsoft Active Directory ユーザーオブジェクトクラスでは既成の postalAddress がサポートされますが、Microsoft Active Directory は postalAddress を設定しません。代わりに、住所、場所、郵便番号、および国の個別の属性が使用されます。
* 
この属性に指定した値に文字 $ が含まれ、プロパティ <jndiAdapterName>.<webAppName>.config.directoryTypeADS に設定されている場合、文字 $ は改行に置き換えられます。このプロパティの設定の詳細については、JNDI アダプタのプロパティを参照してください。
Windchill で postalAddress 値を認識させるには、次のいずれかの手順を行います。1) すべてのアドレス情報をユーザーオブジェクトの postalAddress 属性に割り当てる。2) すべてのアドレス情報を統合できる別の属性を使用し、その属性を JNDI アダプタ定義の postalAddress にマッピングする。
preferredLanguage
既成の Microsoft Active Directory には、ユーザーオブジェクトの preferredLanguage 属性がありません。Microsoft Active Directory をインストールした環境で、いずれかのユーザーオブジェクトの属性が希望の言語値に設定されていて、その属性が JNDI アダプタ定義の preferredLanguage にマッピングされる場合を除いて、Windchill では preferredLanguage 値を認識しません。
sn
sn
uid
既成の Microsoft Active Directory には、ユーザーオブジェクトの uid 属性がありません。代わりに、ユーザー ID (uid) 情報を持つ 2 つの属性があります。
1 つ目は sAMAccountName で、これはユーザー ID のみです。
2 つ目は userPrincipalName で、これはユーザー ID にドメインを付加したものです (たとえば、user@myco.com)。
Windchill で uid 値を認識させるには、これらのいずれかの属性を JNDI アダプタ定義の uid にマッピングする必要があります。Web サーバーから渡されるユーザー ID のフォーマットに対応する属性を使用します。
userPassword
Microsoft Active Directory ユーザーオブジェクトクラスでは既成の userPassword がサポートされますが、Microsoft Active Directory は userPassword を設定しません。
Microsoft Active Directory がインストールされた環境で userPassword が設定されている場合 (または、JNDI アダプタ定義の userPassword にマッピングするほかの属性が設定されている場合) を除いて、Windchill ではこの値を認識しません。
userCertificate
userCertificate
o
Microsoft Active Directory スキーマは、ユーザーオブジェクトクラスのオプション属性として o をサポートします。ただし、o は通常は Active Directory によって設定されません。このため、デフォルトでは Windchill は o を企業にマップします。必要に応じて、このマッピングを変更できます。
telephoneNumber
telephoneNumber
facsimileTelephoneNumber
facsimileTelephoneNumber
mobile
mobile
labeledURI
既成の Microsoft Active Directory には、ユーザーオブジェクトの labeledURI 属性がありません。代わりに、同じ情報を持つ wWWHomePage 属性が存在します。Windchill で labeledURI 値を認識させるには、wWWHomePage を JNDI アダプタ定義の labeledURI にマッピングします。
Microsoft Active Directory のグループオブジェクトの LDAP 属性
Windchill のデフォルトの LDAP グループオブジェクトクラス
Microsoft Active Directory のグループオブジェクトクラス
groupofUniqueNames
group
Windchill および Microsoft Active Directory のグループ属性
Windchill のデフォルトの LDAP グループ属性
Microsoft Active Directory のグループ属性
cn
cn
description
description
uniqueMember
既成の Microsoft Active Directory には、グループオブジェクトの uniqueMember 属性がありません。代わりに、member 属性が存在します。Windchill によって Microsoft Active Directory グループメンバーを参照できるようにするには、member 属性を JNDI アダプタ定義の uniqueMember にマッピングします。
Windchill で Microsoft Active Directory のグループオブジェクトおよびグループメンバーを使用できるようにするには、次の属性マッピングプロパティを JNDI アダプタ定義のグループオブジェクト用に設定する必要があります。
mapping.group.cn=cn
mapping.group.objectClass=group
mapping.group.uniqueMember=member