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ビジネスオブジェクトのモデル化
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このガイドのコード例には、ガイドに掲載するために、行番号、非表示の編集記号 (タブや行末文字など) や余分なスペースが含まれているなど、実際とは多少異なるものもあります。このマニュアルから切り取りおよび貼り付けを行った場合は、アプリケーション内でサンプルとして使用する前に、それらの文字がないか確認して、除去してください。
Windchill 永続の概要
Windchill 永続アーキテクチャでは、Java のクラスおよびフィールドがデータベースの行および列にマッピングされています (スキーマ)。モデル化は、スキーマを説明する方法であり、Java ソースファイルのクラス宣言に、プロパティ、関連付け、およびその他のメタデータを説明するためのアノテーションメンバーを含む PTC の GenAs アノテーションを付けることによって行われます。
Java のアノテーションプロセッサは、javac のコンパイル中に呼び出され、フィールド、アクセッサ、RMI/PDS 外部化 API、およびその他のメソッド (equals()hashCode() など) を生成します。データベーススキーマ (テーブル、列、およびインデックス) を表す SQL スクリプトは、コンパイル後に個別に生成されます。
Java コンパイラは、必要なコンポーネントを生成し、コンパイルして、モデルをアノテーションによって宣言されているように実装するだけではなく、実行時にモデルのイントロスペクションを行うために必要な情報を生成します。これは、クラス (modelRegistry.properties)、関連付け (associationRegistry.properties)、およびそれらの階層 (descendentRegistry.properties) を登録し、実行時のイントロスペクションで使用される ClassInfo ファイルを生成します。
Jython
Jython は、広く使用されている Python プログラミング言語の Java 実装です。この章では、Jython は現実的なシナリオの例を示す実用的なコードを提供するために使用されています。Jython の動的な特性は、(Java プログラムと比べて) 非常に効果的に活用できます。Jython のインタープリタは、コンパイルされたコードやデバッガでは不可能な対話性と拡張性を提供します。さらに、Jython は Python 実装ですが (Java 上の)、Java プログラマはその構文をすぐに習熟できます。また、この構文は即座に変換できます。
Jython は http://jython.org で入手できます。
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Jython の使用例は、Windchill CLASSPATH が (<load point>/Windchill/bin シェルを呼び出すことによって起動できる) Windchill シェル内で実行する場合にすぐに使用できることを前提としています。