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Windchill Foundation & PDM に一意の属性
ドキュメントの docType 属性は、すべての作業版数とバージョンに対して共通です。これは WTDocument に保存され、ドキュメントのタイプ属性に基づいてデータベースが分割されるようにするだけです。顧客が新しいドキュメントタイプを作成する場合は、DocumentType リソースバンドルに値を追加します。
DocumentType リソースバンドルはドキュメントのすべてのタイプを定義します。ユーザーがドキュメントを構築する場合は、列挙リストからドキュメントタイプを選択します。顧客は、リソースバンドルに値を追加して新しいドキュメントタイプをリストに追加できます。ドキュメントタイプの "$$" というプリフィックスは、Windchill に提供されたドキュメントタイプであることを示しています。顧客のドキュメントタイプに "$$" というプリフィックスは使用しないでください。
DocumentType リソースバンドルを使用すると、ユーザーが選択できるドキュメントの新しいタイプを構築することができます。これには、管理面で以下の影響があります。
管理規則は、新しいドキュメントタイプを認識しません。このため、管理面ではすべてのドキュメントタイプが同一です。これらには同じアクセス制御とインデックシング規則が適用されます。
ワークフローの面では、docType プロパティはワークフロー分岐ロジックのアクティビティ変数として使用できます。
別の管理制御を持つ新しいドキュメントタイプを追加するには、WTDocument クラスを拡張する必要があります。いくつかのドキュメントだけが参加できる特定の関連がある場合は、WTDocument のサブクラス化も有効です。WTDocument をサブクラス化せずにこれらのルールを指定するのは困難です。WTDocument を拡張する場合は、以下の規則を使用します。
WTDocument のすべての新しい子クラスに対して、DocumentType リソースバンドルで対応するエントリを作成する必要があります。この処理により、WTDocument の各子クラスの WTDocumentMaster オブジェクトがドキュメントバージョンのタイプを確実に知ることができます。
ドキュメントの新しいクラスを追加する場合は、WTDocument クラスを拡張するだけで WTDocumentMaster クラスを拡張する必要はありません。WTDocument の子クラスはすべて、同じ WTDocumentMaster クラスを共有できます。
WTDocument で確立されたコンストラクタパターンに従います。super.initialize() を起動した後、クラス特有のロジックを実行して、WTDocument の適切な初期化メソッドをオーバーライドします。特に、タイプが DocumentTypeRB.java に追加された値の代用となる場所を初期化するメソッド (番号、名前、タイプ) を起動します。
所属は、列挙タイプ属性または有効な値のリストとして実装されます。有効な値は、wt.doc.DepartmentListRB.java ファイルで定義されます。DepartmentListRB.java の値は、コードベース内での変更、ファイルのコンパイル、および置き換えが可能です。詳細については、列挙タイプを参照してください。