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ポート 80
HTTP による RMI のトンネル化の際に、Java RMI 仕様では、HTTP のデフォルトポート番号であるポート 80 と、固定 URL パス /cgi-bin/java-rmi.cgi のみをサポートします。これは、単一の RMI ソケットファクトリがすべての RMI クライアントスタブによって共有されているためです。共有ソケットファクトリを使用する場合は、RMI サーバーごとに独自の接続要件を指定することができません。
これによってコンフィギュレーションのオプションが制限されるため、サポートを追加することによって、呼び出し Java コードのダウンロード元であるコードベース URL から、サーバーホスト、プロトコル、およびポート番号が得られるようになりました。
ファイヤウォールが接続を拒否しない場合、このフェイルオーバー動作は機能しません。また、失敗は表示されません。その場合、クライアントは必要な特定のセカンダリソケットファクトリを使用するように設定されなければなりません。クライアントのシステムプロパティ wt.boot.socketFactory を設定して構成できます。アプレットについては、管理者が <Windchill>/codebase/wt/boot/boot.properties の wt.boot.socketFactory を wt.boot.WTRMIHttpToCodebaseSocketFactory などの適切な値に設定すると、クライアントチェッカーアプレットがこの設定をすべてのアプレットクライアントに自動的に適用します。
マスターソケットファクトリ内で使用されるセカンダリソケットファクトリについては、HTTP による RMI のトンネル化の設定に記載されているフェイルオーバーロジック手順の説明の後に示してあります。