ステップ 16. 特定のオブジェクトでセキュリティラベルを非表示にする - 任意
特定のタイプのオブジェクトにセキュリティラベルが設定されないようにするため、そのオブジェクトタイプの特定領域のセキュリティラベル機能を非表示にすることができます。セキュリティラベルの非表示設定は、「セキュリティラベルを編集」ウィンドウ、「購読」ウィンドウ、および免除承諾により承認されたオブジェクトのサーチウィンドウで非表示にできます。デフォルトのセキュリティラベルがオブジェクトタイプに適用されないようにするには、そのオブジェクトタイプのすべてのセキュリティラベルに関するオブジェクト初期化規則を削除すると同時に、以下の手順を行います。
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セキュリティラベルがサポートされているシステムの利用をユーザーに許可する前に、この設定を行います。
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「セキュリティラベルを編集」操作を非表示にしてそのオブジェクトタイプを承認されたオブジェクトとして関連付けできないようにするには、次の手順に従います。
1. 次のソースファイルに移動します。
<Windchill>/conf/exposedSecurityLabelObjects.xml
<Windchill> は Windchill ソリューションのインストール場所です。
2. exposedSecurityLabelObjects.xml ファイルを以下の場所にコピーします。
<Windchill>/wtSafeArea/ptcOrig/conf/exposedSecurityLabelObjects.xml
および
<Windchill>/wtSafeArea/siteMod/conf/exposedSecurityLabelObjects.xml
3. <Windchill>/wtSafeArea/siteMod/conf/exposedSecurityLabelObjects.xml ファイルをテキストエディタで開きます。
4. セキュリティラベルを非表示にするオブジェクトタイプのエントリをコメント文字で囲みます。たとえば、
<object name="wt.doc.WTDocument"/>
上記の文字列を次のように修正します。
<!--object name="wt.doc.WTDocument"/-->
5. 保存して閉じます。
「購読」ウィンドウで選択されたタイプの「セキュリティラベルを修正」イベントを非表示にするには、以下の手順を行います。
1. 以下のファイルに移動します。
<Windchill>/wtSafeArea/siteMod/codebase/wt/notify/subscriptionConfig.xml
<Windchill> は Windchill ソリューションのインストール場所です。
2. subscriptionConfig.xml ファイルをテキストエディタで開きます。
3. エレメント <category name = "EDIT_SECURITY_LABELS"> の、セキュリティラベルを非表示にするオブジェクトタイプエントリをコメント文字で囲みます。たとえば、次のようになります。
<override type ="wt.doc.WTDocument"/>
次のようになります。
<!--override type ="wt.doc.WTDocument"/-->
4. 保存して閉じます。
承諾における承認されたオブジェクトタイプのリストからオブジェクトタイプを削除するには、以下の手順を行います。
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承諾を有効にした場合のみ、これらのステップを実行します。
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1. 次のソースファイルに移動します。
<Windchill>/wtSafeArea/siteMod/codebase/com/ptc/
core/agreements/agreements-SearchableTypes.properties.xconf
<Windchill> は Windchill ソリューションのインストール場所です。
2. agreements-SearchableTypes.properties.xconf ファイルをテキストエディタで開きます。
3. ユーザーのインストールに該当する各カテゴリで、セキュリティラベルを非表示にするオブジェクトタイプエントリをコンマ区切りリストから削除します。
たとえば、以下のプロパティにはオブジェクトタイプ wt.doc.WTDocument があります。
<Property name="Foundation.AgreementAuthObjectPickerFoundation" multivalued=","
default="wt.epm.EPMDocument,wt.change2.WTAnalysisActivity,
wt.change2.WTChangeActivity2,wt.change2.WTChangeInvestigation,
wt.change2.WTChangeIssue,wt.change2.WTChangeOrder2,wt.change2.WTChangeProposal,
wt.change2.WTChangeRequest2,wt.change2.WTVariance,wt.maturity.PromotionNotice,
wt.doc.WTDocument,wt.part.WTPart,wt.vc.baseline.ManagedBaseline,
wt.meeting.MeetingCenterMeeting,wt.meeting.TraditionalMeeting,
wt.viewmarkup.WTMarkUp,wt.viewmarkup.DerivedImage,
wt.annotation.StructuredAnnotationSet,wt.part.WTProductConfiguration,
wt.part.WTProductInstance2,com.ptc.windchill.wp.AbstractWorkPackage,
com.ptc.windchill.wp.delivery.DeliveryRecord"/>
プロパティエレメントを編集して、wt.doc.WTDocument の参照を削除します。結果は以下のようになります。
<Property name="Foundation.AgreementAuthObjectPickerFoundation" multivalued=","
default="wt.epm.EPMDocument,wt.change2.WTAnalysisActivity,
wt.change2.WTChangeActivity2,wt.change2.WTChangeInvestigation,
wt.change2.WTChangeIssue,wt.change2.WTChangeOrder2,wt.change2.WTChangeProposal,
wt.change2.WTChangeRequest2,wt.change2.WTVariance,wt.maturity.PromotionNotice,
wt.part.WTPart,wt.vc.baseline.ManagedBaseline,wt.meeting.MeetingCenterMeeting,
wt.meeting.TraditionalMeeting,wt.viewmarkup.WTMarkUp,wt.viewmarkup.DerivedImage,
wt.annotation.StructuredAnnotationSet,wt.part.WTProductConfiguration,
wt.part.WTProductInstance2,com.ptc.windchill.wp.AbstractWorkPackage,
com.ptc.windchill.wp.delivery.DeliveryRecord"/>
4. 保存して閉じます。