キューのグループへの割り当て
キューをグループに割り当てて、そのグループを別々のメソッドサーバーに割り当てると、多くの異なるサーバー間でキューの負荷を分散できます。
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メソッドサーバーが 1 つしかない場合は、すべてのキューがそのサーバーで処理されます。その場合は、キューをグループに割り当てないでください。
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デフォルトでは、キューはグループに割り当てられていません。Windchill はすべてのキューを「デフォルト」という名前の内部グループで管理します。
Windchill 環境が複数のバックグラウンドサーバーで構成されており、キュー処理を特定のバックグラウンドメソッドサーバーに割り当てる場合は、次のタスクを実行します。
1. 各キューを処理する場所を決定します。これによりキューグループの数が決まります。次に各グループの名前を決めます。
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Windchill クラスタでグループをセットアップするときは、ローカルホスト名をグループ名として使用できます。 Windchill クラスタでのグループ設定の詳細については、 バックグラウンドメソッドサーバーの設定を参照してください。
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2. 各キューをグループに割り当てます。
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特定のグループに割り当てられていないキューは「デフォルト」グループに属します。
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キューをグループに割り当てるには、以下のいずれかのタスクの完了時に「グループ」フィールドでグループ名を指定します。
さらに、wt.queue.<queue_name> プロパティを手作業でグループ名に設定して、キューをグループに割り当てることもできます。ここで <queue_name> はキューの名前です。
3. 各グループを 1 台以上のバックグラウンドメソッドサーバーに割り当てます。
グループを複数のバックグラウンドメソッドサーバーに割り当てるのは、キュー処理の高可用性を必要としている場合だけにしてください。
可用性の高いキュー処理を参照してください。
「デフォルト」グループをバックグラウンドメソッドサーバーに割り当てる必要があります。これは、明示的にグループに割り当てられていないキューは「デフォルト」グループに属すためです。
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グループをメソッドサーバーに割り当てなかった場合、そのグループに割り当てられているキューのエントリは実行されません。
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グループを割り当てるには、バックグラウンドメソッドサーバーの起動コマンドで wt.queue.queueGroup プロパティを指定します。バックグラウンドメソッドサーバーへのグループの割当方法の詳細については、
バックグラウンドメソッドサーバーの設定を参照してください。