部品の優先付けの概要
部品の生産が終了した場合、
既存または
新規の部品でその部品を後継できます。たとえば、次の場合に後継を使用できます。
• 部品が重複している
• 部品の使用をとりやめる
• 安全でない部品を別の部品に置き換える
Windchill では次の後継関連がサポートされています。
• 1 対 1
• 1 対多
• 多対 1
• 多対多
使用例
後継と置換の使用例を次に示します。
• 既存で後継
会社が解析を行ったところ、¼-20UNC-2A 1" グレード 5 の六角ボルトに部品番号が 4 つあることがわかりました。会社は作業を簡略化し、発注処理を改善し、在庫とサービスの問題を削減するため、1 つの部品番号だけを使用することにします。この部品のうちの 3 つを、引き続き使用する 1 つの部品番号で後継します。
• 新規で後継
部品 123 の鋳造で設計の不備が明らかになりました。会社は、部品 123 を基にして、新しい部品 124 で部品 123 を後継します。後継が行われると、CAD モデルと図面がコピーされ、これに基づいて部品 124 を適切に作成できます。
• 置換
会社は M6-1.0x16 六角ボルトに 2 つの部品があります。1 つは Class 8.8 でもう 1 つは Class 10.9 です。Class 8.8 部品から Class 10.9 への置換はいつでも可能ですが、Class 10.9 部品から Class 8.8 部品への置換はできません。この場合、どちらの部品も、生産から外されたり、使用しない部品として識別されたりすることはありません。
開始ポイント
「後継」機能は以下の場所で使用できます。
• 部品情報ページの「操作」ドロップダウンリスト
• 部品情報ページの「後継」テーブルにあるツールバーのアイコンまたは右クリックメニュー
テーブルおよび情報ページでは、優先あり部品に「優先あり」アイコン
が表示されます。
| 管理者は 優先操作の設定を参照し、記載されている情報を確認する必要があります。 |