新規製品の作成

Windchill の製品で提供されるコンテキストによって、ユーザーのチームは顧客製品の設計、製造、およびサポートに関連するすべての情報を作成および管理できます。この情報には以下のものが含まれます。

• 顧客製品に関連付けられているオブジェクトで使用されるライフサイクルテンプレート、チームテンプレート、およびワークフローを設定する一連のオブジェクト初期化規則。通常、番号付けスキームおよびバージョン管理スキームはサイトレベルで設定されます。

Windchill ソリューションには、製品の作成時に使用できる一連の製品テンプレートが用意されています。テンプレートは、製品のフォルダ構造、製品チーム、オブジェクトの初期化規則、アクセスポリシー規則など、製品の初期コンフィギュレーションを設定するために使用します。製品テンプレートの設定内容については、コンテキストテンプレートの操作を参照してください。追加の製品テンプレートを作成する方法については、現在の製品設定をテンプレートとして使用を参照してください。

製品を作成した後、ビジネス管理ユーティリティを使用して製品のコンフィギュレーションを修正できます。詳細については、製品とライブラリの関連トピックを参照してください。

製品作成者グループのメンバーであるユーザーが製品を作成できます。また、組織管理者も製品を作成できます。組織管理者は、製品作成者グループのメンバーである必要はありません。サイト管理者も、作成する製品に関連付けられている組織コンテナを主催している組織のメンバーである場合にのみ、製品を作成できます。デフォルトでは、サイト管理者は組織のメンバーではありません。

サイト管理者と組織管理者は、「組織」

> 「作成者」で、製品作成者グループにメンバーを追加できます。製品の作成に必要なアクセス許可を与えられている場合のみ、「製品」テーブルに新規製品アイコン

が表示されます。

「新規製品」ウィンドウが開きます。

サイトで wt.pdmlink.PDMLinkProduct タイプのサブタイプが作成されている場合は、複数のタイプがリストされます。それ以外の場合は、製品のみがリストされます(CAGE コードや DUNS 番号などの組織識別子がサイトで有効になっている場合は、組織識別子が読み取り専用の属性として表示されます。詳細については、製品とライブラリの関連トピックを参照してください)。

3. 共有チームを製品のコンテキストチームとして使用するには、「検索」をクリックし、「共有チーム」フィールドにチーム名を入力して共有チームを探します。このフィールドから共有チーム名を除去するには、「クリア」をクリックします。

このフィールドは必須ではありません。つまり、空白にしておいて製品の作成後にチームメンバーを選択できます。共有チームを選択する場合、選択できるのは 1 つだけです。このメンバーグループで製品チーム全体を構成できます。また、選択した共有チームが別のチームメンバーを追加できるように設定されており、「このコンテキストにおける役割およびメンバーのローカルでの追加を許可する」チェックボックスがオンの場合は、別のチームメンバーを追加することもできます。

このフィールドは、組織に共有チームが定義されている場合にのみ表示されます。共有チームの概要、および共有チームを製品で使用する方法については、チームを参照してください。

共有チームを選択している場合、「このコンテキストにおける役割およびメンバーのローカルでの追加を許可する」チェックボックスをオンにすると、別のチーム役割やチームメンバーを製品チームに追加できるようになります。このチェックボックスをオンにできるのは、共有チームがそのように設定されている場合だけです。

現在の組織コンテキスト内で一意の製品名を入力してください。また、製品名では特殊文字 (/、\、:、*、?、<、>、|、"、,) を使用できません。

共有チームを使用するときに、選択したテンプレートに共有チームへの参照が含まれている場合は、選択した共有チームがテンプレートで指定されている共有チームよりも優先されます。テンプレートで参照されている共有チームのすべての共有チーム役割およびメンバー (該当する場合) は、「共有チーム」フィールドで選択した共有チームの役割およびメンバーで上書きされます。

既成の製品テンプレートについては、製品とライブラリの関連トピックを参照してください。テンプレートの作成については、現在の製品コンテキストをテンプレートとして使用を参照してください。テンプレートに関する一般的な情報については、コンテキストテンプレートの操作を参照してください。

7. 選択したチームメンバーのみがアクセスできるプライベート製品にするか、すべてのユーザーがアクセスできるパブリック製品にするかを決定します。

アクセスを制限するには、「プライベートアクセス」属性に対して「はい」を選択します。「はい」を選択した場合は、作成する製品コンテキスト内で定義されたアクセス制御ポリシーのみを使用するようにアクセスが制限されます。組織レベルで記述された公開アクセスポリシー規則は、製品によって継承されません。「はい」を選択すると、製品のデフォルトドメインが組織の PDM ドメインから組織のプライベートドメインへと移動します。ドメインの移動の影響については、コンテキストとドメイン階層の概要を参照してください。

「いいえ」を選択した場合は、製品コンテキストに対して定義されたアクセス制御ポリシーと、親コンテキストで定義されているアクセス制御ポリシーを継承したアクセス制御ポリシーに基づいて、製品にアクセスできます。