オブジェクト初期化規則に使用される XML ドキュメントの内容の定義
このセクションでは、「オブジェクト初期化規則管理」ユーティリティを使用して規則を指定する際に使われる XML ドキュメントの内容を説明します。
オブジェクト初期化規則は、テンプレートを使用して設定することもできます。ただし、テンプレートとしてインポートできる XML ドキュメント内の必要なインポート情報を定義するために、規則の前と後に要素を追加する必要があります。規則のフォーマットは同じです。XML ドキュメント内の、テンプレートのインポートに必要な要素の詳細については、
コンテキストテンプレートでのオブジェクトの初期化規則の指定を参照してください。
各オブジェクトの初期化規則では、XML ドキュメントに以下のものが含まれている必要があります。
• オブジェクトのタイプを識別する AttributeValue タグ。オブジェクトタイプとして、タイプの内部名を使用します。
Windchill タイプ (属性値)を参照してください。
• AttributeValues タグには、少なくとも以下のいずれか 1 つをネストする必要があります。
◦ AttrValue タグ。このタグは、デフォルト値が設定される属性を識別し、デフォルト値を設定するために使用されるアルゴリズムを指定します。
◦ AttrConstraint タグ。このタグは、定数が定義される属性を識別し、定数を適用するために使用されるアルゴリズムを指定します。
◦ VarDef タグ。このタグは変数名とその値を定義します。ここで定義した値は、(VarRef タグを使用して) この変数を参照するときに指定できます。変数の値は、その変数を参照する規則を処理する時点ではじめて計算されます。
変数を参照してください。
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AttrConstraint タグを使用して定数を定義しても、AttrValue タグによるデフォルト値の設定に影響はありません。定数は、ユーザーインタフェースの動作を制御するためにのみ使用されます。
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タグおよびタグに含まれるオプションのエレメントに必要な構文の詳細については、
規則の指定を参照してください。
デフォルトのフォルダパスを定義し、手動で変更できるサーバー生成値としてフォルダパス値を表示する wt.doc.WTDocument 規則の仕様の例は以下のようになります。
<AttributeValues objType="wt.doc.WTDocument">
<AttrValue id="folder.id"
algorithm="com.ptc.core.foundation.folder.server.
impl.FolderPathAttributeAlgorithm">
<Arg>/Default</Arg>
</AttrValue>
<AttrConstraint id="folder.id"
algorithm="com.ptc.core.rule.server.impl.GatherAttributeConstraints">
<Value algorithm="com.ptc.core.rule.server.impl.GetServerPreGeneratedValue"/>
</AttrConstraint>
</AttributeValues>
規則タグに含めることができるオブジェクトタイプ、属性、およびアルゴリズムについては、以下のセクションで説明します。