変更関連付け
製品: Windchill、Windchill PDMLink、Windchill Integrations for Embedded Software
リリース: 11.0 F000
利点
変更関連付けにより、ユーザーは変更管理オブジェクト間の関係を設定できます (たとえば、エンジニアリングの変更通知と製造の変更通知、変更通知と問題レポート、アイテム固有の変更リクエストとブロックの変更リクエストなど)。この機能により、より効果的に Windchill システムを会社の実際の変更管理プロセスと整合させることができるため、これらのニーズを満たすためにシステムをカスタマイズする必要がありません。さらに、終了メカニズムが有効になっていると、組織はタイプおよびプロセスに固有の状態に基づくプロセスの終了を設定できます。新しい「関連プロセスオブジェクト」テーブルは、コンテキスト変更の親子関係を使用して関連変更を 1 つの統合されたテーブルにレンダリングします。この統合により、変更管理オブジェクトをより簡単に表示および管理できるようになりました。これまでは、これらの変更は変更のタイプごとに異なる親子関係のテーブルにレンダリングされていました。
その他の詳細
現在は、管理者は、 > > の変更関連付け規則に対するほかの操作の作成、読み取り、更新、削除、エクスポート、インポート、および実行ができるようになりました。管理者は、「変更関連付け規則」テーブルを使用して、ユーザーインタフェースと Windchill サービスの両方を介して変更管理オブジェクトを相互に関連付ける方法を指定できます。たとえば、このテーブル内のオブジェクトを使用すると、変更リクエストと変更通知、一時許可と変更リクエスト、問題レポートと変更リクエストをリンクできます。
| Windchill にはデフォルトでいくつかの規則が用意されており、これらの規則は既存の変更管理オブジェクト関係モデルと同じです。Windchill 11.0 では、いつでも変更関連付け規則を作成できますが、Windchill システムに規則を適用させるには、システムが「混在」または「フレキシブル」モードである必要があります。システムが「レガシー」モードのままであれば、関連付け規則の変更はシステムに反映されません。 |
ビジネス規則は、「関連プロセスオブジェクト」テーブルと「関連参照オブジェクト」テーブルにリンクできるオブジェクトを指定します。プロセスリンクはワークフロープロセスによる終了をサポートするので、各オブジェクトが正しい状態になった場合に、オブジェクトを同時に閉じることができます。参照リンクは、ほかのオブジェクトへの参照であり、ワークフロープロセスによる終了をサポートしていません。
「関連プロセスオブジェクト」テーブルは、関連変更を情報ページの「詳細」タブ上の 1 つの統合されたテーブルにレンダリングします。このテーブルでは、問題レポート、一時許可、不具合、変更リクエスト、および変更通知が、いくつかの品質オブジェクトとともにサポートされています。このテーブルは、デフォルトでは「すべて」のビューに設定されています。ユーザーは、以下の変更管理オブジェクトタイプの情報ページおよびウィンドウ内の関連変更テーブルに対して固有のテーブルビューセットを定義できます。
• 問題レポート
• 一時許可 (偏差と免除)
• 変更リクエスト
• 変更通知
変更管理オブジェクトの「詳細」タブの以下の関連テーブルが「関連プロセスオブジェクト」テーブルに置き換えられています。
• 問題レポートの情報ページの「変更リクエスト」テーブル
• 一時許可の情報ページの「変更リクエスト」テーブル
• 不具合の情報ページの「変更リクエスト」テーブル
• 変更リクエストの情報ページの「問題および一時許可」テーブルと「変更通知」テーブル
• 変更通知の情報ページの「変更リクエスト」テーブル
これらのコンポーネントを情報ページのカスタムタブまたは設定可能なワークフローのタスクフォームテンプレートで使用する場合は、これらのコンポーネントを新しい「関連プロセスオブジェクト」コンポーネントに置き換えることをお勧めします。
これらの変更が品質オブジェクトにどのように適用されるかについては、
Windchill Quality Solutions: 品質オブジェクトのリンクを参照してください。