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CATIA V5: ファイル同期化対応 CATIA Worker の機能強化
製品: Windchill Workgroup Manager for CATIA V5
リリース: 11.0 M010
利点
Windchill Visualization Services (WVS) ジョブモニターでのエラーのログ方法と、CATIA ライセンスを取得できない場合の CATIA Worker によるキュー内の後続のパブリッシングジョブの処理に関して、ファイル同期化対応 CATIA Worker が機能強化されました。ジョブモニターログ内の情報が不十分であったために必要だった追加のテストおよび調査にかかる時間と作業が不要となり、また CATIA ライセンスの問題が発生した場合にパブリッシングジョブの失敗を防止できるため、CATIA 管理者にとっては利点の多い機能強化です。
その他の詳細
ファイル同期化対応 Worker を介して CATIA V5 設計データを Creo View にパブリッシングする場合、CATIA 管理者は、Windchill Visualization Services (WVS) ジョブモニターでパブリッシングジョブのステータスおよびエラーメッセージを確認できます。これまでは、表示されるエラーメッセージでは、発生した問題について限られた情報しか確認できませんでした ("入力ファイルが見つかりません" など)。したがって、テストを行ってエラーの根本原因を突き止める必要があり、CATIA 管理者の作業が増えていました。エラーのログ方法が強化され、既知のパブリッシングエラー ("Windchill authentication error, CATIA abstraction library version mismatch, network connection error" など) については根本原因が含められるようになり、ジョブモニターのメッセージが詳細になりました。
CATIA ファイル同期化 Worker がパブリッシングジョブの CATIA V5 ライセンスを取得できなければ、Windchill Visualization Services (WVS) のパブリッシングジョブは失敗します。これまでは、それが発生すると、WVS がただちにキューから後続のパブリッシングジョブを開始していたため、ライセンスの問題が解決する前にジョブが失敗していました。現在は、パブリッシングジョブの CATIA V5 ライセンスを取得できない場合に (一部か全体かに関係なく)、所定の時間 (600 秒など) にわたって待つようにタイマーを設定して、CATIA Worker が CATIA ライセンスを再取得するようにできます。