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共有オブジェクトの PDM チェックアウトへの変換
プロジェクトのメンバーは共有オブジェクトを表示およびダウンロードできます。プロジェクトの共有オブジェクトを修正する場合は、「PDM チェックアウトに変換」操作を使ってそのオブジェクトを PDM からチェックアウトする必要があります。
共有オブジェクトを PDM チェックアウトに変換すると、実質的にそのオブジェクトを 2 回プロジェクトに追加したことになります。共有バージョンとチェックアウト済みバージョンです。オブジェクトの共有バージョンは非表示になりますが、プロジェクトには残ります。
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共有オブジェクトもプロジェクトに非表示のまま残りますが、「フォルダコンテンツ」テーブルで非表示オブジェクトを表示するように設定しても、非表示の共有オブジェクトは表示されません。
オブジェクトを PDM からチェックアウトすると、プロジェクト固有のバージョンがプロジェクトに追加され、PDM システムのオブジェクトはロックされます。詳細については、3 つのタイプの共有アクセスおよびPDM チェックアウトオブジェクトの管理を参照してください。
現在プロジェクトに対して共有されているオブジェクトを PDM からチェックアウトするには、次の方法のいずれかを使います。
プロジェクトステータステーブルでオブジェクトを選択して、テーブルツールバーの「PDM チェックアウトに変換」アイコン をクリックします。
「フォルダコンテンツ」テーブルでオブジェクトを選択して、「操作」 > 「PDM チェックアウトに変換」の順に選択します。
「プロジェクトステータス」テーブルのツールバーの「PDM のチェックアウトを解除」アイコン をクリックして、オブジェクトを共有オブジェクトに戻すことができます。ただし、そうするとオブジェクトのプロジェクト固有のバージョンに対して加えられた修正はすべて失われます。詳細については、PDM チェックアウトの解除を参照してください。
PDM チェックアウトに変換する前に
共有オブジェクトを PDM チェックアウトに変換する前に、次のような操作が必要になることがあります。
共有オブジェクトが最新の作業版数であることを確認します。
共有オブジェクトは PDM 環境からも引き続き修正できるため、プロジェクトに表示されているバージョンには最新の変更が反映されていない可能性があります。共有フィルタによって同期がとれていないと見なされているオブジェクトだけを更新できます。つまり、フィルタ基準によっては、オブジェクトが最新の作業版数に更新できない場合もあります。プロジェクトベースラインに存在する作業版数が最新でない場合、PDM チェックアウトへの変換は失敗します。オブジェクトの更新を求めるメッセージが表示されます。
この状況では、右クリックして表示される操作メニューで「更新」を選択できます。「選択した共有を更新」ウィンドウで、「最新」のコンフィギュレーション仕様が含まれるようにフィルだ基準を編集します。詳細については、選択した共有を更新を参照してください。
PDM チェックアウトオブジェクトによって影響を受ける依存オブジェクトまたは関連オブジェクトがあるかどうかを確認します。
PDM チェックアウトへの変換は単一オブジェクトの操作です。操作中に依存関係が処理されることはありません (つまり、「オブジェクトを収集してオプションを設定」テーブルが表示されることはありません)。構造の整合性を維持するには、依存オブジェクトまたは関連オブジェクトもすべてチェックアウトする必要があります。オブジェクトの情報ページにある「親」テーブルと「関連オブジェクト」テーブルを使って、関連オブジェクトと依存オブジェクトを確認します。
適切なアクセス許可を持つことを確認します。詳細については、アクセス許可と有効なオブジェクトタイプを参照してください。