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Web サービス URL の動的な指定
Java ベースの Web サービスクライアントを作成しているとき、HTTP 接続情報は Windchill のコンフィギュレーションに基づいて決定されます。Web サービスクライアントの JAR を構築しているとき、フレームワークによって Web Service Definition Language (WSDL) のローカルコピーが Web サービスに保存され、カタログファイルからその WSDL が参照されます。これにより、クライアントが実行時にネットワーク経由で WSDL にアクセスする必要がなくなります。
デフォルトでは、Web サービスフレームワークは、Windchill のコンフィギュレーションに基づいてサーバーに URL を設定するクラスが含まれるように JAX-WS ハンドラチェーンを設定します。デフォルト実装は com.ptc.jws.client.handler.WebServiceURLHandler であり、これは build.xmlhandler.chain.url プロパティを使用してオーバーライドできます。したがって、クライアントを実行するためにこの情報を指定する必要はありません。
クライアントが wt.webservice.url システムプロパティを使用して Web サーバー URL をオーバーライドすることも、ユーザーが com.ptc.jws.client.handler.WebServiceURLHandler クラスで setWebServiceURL(java.net.URL url) メソッドを使用してプログラムによって URL を指定することもできます。
別の方法として、独自の実装で handler.chain.url プロパティをオーバーライドしてこの URL を指定することもできます。これを行う場合は、ハンドラ実装に割り当てられている javax.xml.ws.handler.soap.SOAPMessageContext のインスタンス内で javax.xml.ws.BindingProvider.ENDPOINT_ADDRESS_PROPERTY を設定する必要があります。