接続ハンドルの作成
接続ハンドル (javax.resource.cci.Connection のインスタンス) を使用して、Info*Engine と対話します。接続ハンドルは、Info*Engine への物理接続を表現しません。そのため、Connection.close() を呼び出しても物理接続が閉じない場合があります。この呼び出しは、単に接続ハンドルを開放し、物理接続を後で再利用するために接続プールに返すだけです。
接続ハンドルは、使用後に必ず閉じる必要があります。理想的には、FINALLY ブロックで接続ハンドルを閉じて、エラーの状態に関係なく、ハンドルが正しく開放されて物理接続が再利用可能な状態にします。これが行われないと、物理接続はビジー状態としてマークされたままとなり、正しくクリーンアップされません。基本となる接続マネージャは、接続プールを管理し、不正な物理接続や期限切れの物理接続を閉じます。これらは、ソースコードが処理する必要のないことです。
接続ハンドルは、接続ファクトリ (javax.resource.cci.ConnectionFactory のインスタンス) を使用して読み込むことができます。接続ファクトリのインスタンスを取得するには、以下の 2 つの方法が考えられます。
• Java ソースコードで接続ファクトリを手動で設定および作成する。
• 接続ファクトリを LDAP ディレクトリから読み込む。
以下の理由から、LDAP ディレクトリから接続ファクトリを検索する方法が推奨されます。
• ソースで接続ファクトリの設定と作成を手動で行うと、SOAP サービスが移動する場合にコードの変更が必要になることがあります。
• LDAP ディレクトリに接続ファクトリを保存すると、接続ファクトリのコンフィギュレーションを多くのクライアントで共有できます。
この場合、SOAP サービスのロケーションを更新する際、SOAP クライアントが常駐しているすべての場所で再設定する必要がなく、1 つの場所で再設定するだけで済みます。LDAP ディレクトリのロケーションに変更がないかぎり、クライアントを更新する必要はありません。