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ログとエラー処理コード
問題の診断に役立つように、Windchill Enterprise Systems Integration Installation and Configuration Guide - SAP R/3 で説明されている主要な Windchill ESI ログについて十分に理解する必要があります。また、EAI のエラー処理アーキテクチャおよびエラーコードについて熟知している必要があります。以下の表は、使用可能なログとそのアクセス方法を示しています。
ログ
アクセス方法
Windchill Enterprise Systems のトランザクションログ
Windchill PDMLink のユーザーインタフェース
TIBCO BusinessWorks 処理エンジンログ
* 
Windchill ESI アプリケーションメッセージが、標準 TIBCO 製品のメッセージと区別するための ESI という役割指定とともに表示されます。
TIBCO Administrator トレースまたは <Tibco_ホーム>/tra/domain/<ドメイン名>/application/logs/<Application Name>.Process_Archive.log[.シーケンス番号]
TIBCO EMS ログ
ファイル名とパスは tibemsd.conf ファイル内の logFile 設定パラメータによって決定されます。logfile_max_size 設定パラメータが 0 に設定されていないと、シーケンス番号が付加された複数のログファイルが作成される場合があります。
SAP 用の TIBCO アダプタのログ
TIBCO Administrator トレースまたは <Tibco_ホーム>/tra/domain/<ドメイン名>/application/logs/<アプリケーション名>.[アダプタ設定].log[.シーケンス番号]
SAP 用の TIBCO アダプタのゲートウェイトレース
<TIBCO_ホーム>/adapter/adr3/<バージョン>/bin/dev_rfc.trc
* 
SAP 用の TIBCO アダプタのエラーが発生した場合は、<TIBCO_ホーム>/adapter/adr3/<バージョン>/bin ディレクトリにゲートウェイトレースファイル (dev_rfc.trc) が作成されます。このファイルのエラー情報は、<TIBCO_ホーム>/adapter/adr3/<バージョン>/logs ディレクトリの標準アダプタログの情報より詳細で役に立ちます。
SAP ゲートウェイおよびアプリケーションサーバーログ
SAP Basis 管理者にお問い合わせください。CALO_INIT_API (つまり BOM、変更通知、および部品/材料改訂) を含む Windchill ESI API コールシーケンスの場合、SAP アプリケーションログ (トランザクション SLG1) にログの補足情報を取得できます。このトランザクションの使用方法の詳細については、SAP オンラインアプリケーションヘルプを参照してください。1
また、SAP 配布ターゲットと Windchill ESI の影響を受けるデータオブジェクトおよび属性についてもよく理解する必要があります。SAP でのデータの表示および操作を直接担当するか、SAP Basis 管理者とともにこれらの作業を調整する必要があります。Windchill ESI によって SAP に転送されたデータを表示する場合は、特に次のトランザクションが重要です。
MM03 (View Material)
CS03 (View Material BOM)
CV03N (View Document)
CC03 (View Change Master)
CA03 (View Process Plan)

1 Windchill ESI は、CALO_INIT_API を使用して、後続の API コールのために SAP アプリケーションログへの記録をアクティブ状態にします。これは BOM、変更通知、および部品改訂に使用される CCAP および CSAP API のみで発生します。部品およびドキュメントに使用される SAP BAPI は、SAP アプリケーションログを使用しません。