Middleware Installation and Configuration Utility の使用
このセクションでは、Middleware Installation and Configuration Utility (MICU) を使用して、Windchill ESI をインストールおよび設定する方法について説明します。このセクションは、以下の項目に分けられます。
• インストール前の手順の実行: Middleware Installation and Configuration Utility を使用して、Windchill ESI をインストールする前に完了する必要のある手順について説明します。
インストール前の注意事項
Windchill ESI のインストールを開始する前に、次の点に注意してください。
• 11 0 リリース以降では、SAP アダプタは Java ベースなので、RFCSDK は不要です。
• フォルダにすでに存在している <version>.xml ファイルを置き換えるか問い合わせるメッセージが表示されることがあります。置き換えても何も危険性はなく、インストールを続行できます。
• SAP システム用の TIBCO アダプタと Oracle システム用の TIBCO アダプタの両方をインストールする場合は、同じ場所に両方のアダプタをインストールする必要があります。あるアダプタをインストール済みであり、別の場所にほかのアダプタをインストールする場合は、最初のアダプタと TIBCO Runtime Agent をアンインストールしておく必要があります。
• Windchill 10.2 M10 以降では、SAP JCO 3.0.8 以上の 3.0.x がサポートされています。SAP JCO 2.1.x はサポートされなくなりました。
• Windows で、%WINDir%\system32 ディレクトリに古い librfc32.dll がある場合は、JCO とともにダウンロードしたファイルと置き換えてください。
• Windchill 10.2 M30 以降では、Windows プラットフォーム上の TIBCO SAP アダプタを含むすべての TIBCO コンポーネントが 64 ビットアプリケーションです。SAPJCO は 64 ビットモードまたはフレーバーでなければなりません。
◦ デザインタイム用 SAP JCO ライブラリ: SAP JCO 3.0.8 以上の 3.0.x を SAP サービスマーケットプレイスからダウンロードします。
インストール前の手順の実行
このセクションでは、Middleware Installation and Configuration Utility を使用して、Windchill ESI をインストールする前に完了する必要のある手順について説明します。
Windchill ESI をインストールできるようにシステムを準備するには、以下の手順に従います。
1. ステージングディレクトリを作成します。例を以下に示します。
Windows: D:\MICUstage
UNIX: /opt/MICUstage
2. 「Windchill ESI Integration Suite for <platform>」CD と「Windchill ESI Adapter for <ERP>」CD の内容をこのステージングディレクトリにコピーします。ここで <platform> は使用しているオペレーティングシステム (Windows や Solaris など) を表し、<ERP> は使用している ERP システム (SAP や Oracle など) を表します。