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アドバンス アセンブリエディタの概要
Windchill には、製品構造を表示および編集するための各種ツールが備わっています。各ツールには特定の用途があります。Advanced Table Editor は複数のオブジェクト構造を同時に編集するためのツールです。アドバンス アセンブリエディタでは、この機能を応用して、1 つのユーザーインタフェースから複数の製品構造を編集できます。
アドバンス アセンブリエディタは、同じような製品構造を編集する場合に最もその能力を発揮します。このツールは、基本的には同じ製品に多数のバリエーションをもたせ、バリエーションの集合を製品ファミリとして管理しているメーカーに適しています。たとえば次のような用途に使用できます。
複数の製品構造を突き合わせて比較し、製品のバリエーション間の違いを把握する。
同じ製品ファミリに属する複数の製品構造に対して同じ変更を加える。
類似した製品構造をコピーして部品を追加または除去することによって、製品の新しいバリエーションを作成する。
アドバンス アセンブリエディタの使用例について次に説明します。ある携帯電話機メーカーの携帯電話機が新しいモバイルサービスプロバイダの携帯電話サービスパッケージに採用されました。契約に従い、携帯電話機メーカーは携帯電話の外側ケースと内側の画面周囲のプラスチック面にこのサービスプロバイダのロゴを表示する必要があります。携帯電話の製品構造内のその他の構成部品に変更はありません。サービスプロバイダの企業カラーとブランドに合わせて携帯電話のカラーも新たに追加する必要があります。
製品構造の作成者は、アドバンス アセンブリエディタを使用して、サービスプロバイダの要望に近い携帯電話モデルのバリエーションを検索して表示できます。この製品構造を必要な数だけコピーして、必要な数の新しいバリエーションを作成します。新しいバリエーションを編集して既存の部品を除去し、サービスプロバイダが要望する新しい部品に置き換えます。