インポートしたオブジェクトのロックについて
Windchill システムに、別のシステムからインポートしたオブジェクトが含まれていることがあります。インポートしたオブジェクトのオーナーは、インポート元の Windchill システムです。多くの場合、これらのオブジェクトには元のシステムで繰り返し修正が加えられていますが、ユーザーがそれらのオブジェクトに対して同時に作業できるように Windchill システムに含まれています。たとえば、ある製品について他企業とコラボレーションしていて設計データを共有する必要がある場合、インポート可能パッケージを使用した情報交換が可能です。設計データをシステムにインポートする場合、自社が所有するものではなく、さらにほかのシステムで更新される可能性のあるオブジェクトを Windchill ユーザーが修正できないようにします。意図しない変更を防止するために、これらのオブジェクト用の特別なドメインやコンテキストを使用してアクセス制御規則を管理すると、定義と保守にさらに時間がかかります。
影響を最小化するには、受信送信物を使用してインポートしたオブジェクトに特殊なロックをかけます。ロックは自動的に適用され、多くのユーザーの認証の制限により、オブジェクトに対して実行できる操作が制限されます。ロックの制限方法には、オブジェクトに対するアクセス制御許可を制限する方法、またはユーザーのアクセス許可にかかわらずオブジェクトに対する操作を制限する方法があります。
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管理アクセス許可は、wt.fc.adminlock.AdministrativeLockType.change2.ProductDesignPkg および wt.fc.adminlock.AdministrativeLockType.maturity.ProductDesignPkg プロパティで設定された変更管理オブジェクトに関連する制限をオーバーライドしません。
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オブジェクトにロックが適用されると、ロックのタイプを示すステータスアイコン
がオブジェクトの情報ページに表示されます。ロックの詳細については、
「アクセス制御を編集」ウィンドウから開く
アクセス詳細ページを参照してください。